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入院してるのにコロナになった

首の骨を骨折、リハビリ中の母が
あろうことかコロナになってしまった。

病室をのぞくと、ベッドのそばに車イスが置いてある。

いつもは車イスは病室の外に置いている。

母が起き上がって「トイレに行きたい」というのでナースコールを使う。

けれど誰も来ないどころか応答がない。

とりあえず車イスに乗せておこう。

母に上靴をはかせて、両脇抱えて、ベッドから車イスへ移動した。

まだ看護師が来ない。

同室の方を部屋に連れて来た看護師をよびとめ、ナースコールを使ってるけど誰も来ないこと伝えた。

すぐ看護師がやって来た。

「○○さん、実はコロナになったようです」
なんて?
看護師が説明を続けようとしたけれど、「すみません、先に母をトイレに連れて行ってください。」

トイレに連れて行ってる間、他の看護師が説明を始めた。

お昼ごはん食べたあと、熱を測ったら
38.1度あったので抗原検査をしたところ、陽性だったんです。

いまから個室に移りますので、面会は早目に切り上げてください。

ありゃ~
まさかのコロナ。

仕方ない。
トイレから戻った母に伝える。
「お母ちゃん、
お母ちゃんな、コロナになったみたいや」
「コロナって何?」
「何年か前に流行った病気。」
「ふ~ん」
(もう覚えてないんか~い!!)

「せきとか出てしんどいかもしれへんけど、ここは病院やから心配いらんからな。しんどなったらすぐ看護師さん呼ぶんやで」

「分かった」

いつもは30分過ぎても病室にいるけれど、さすがに今日は10分で病室を出た。

ナースステーションに立ち寄る。

「個室に移ると聞いたので、同意書に記入します。」
「助かります」
これで3回目だな。
また1日11,000円かかるのか。
あとで父に報告だぁ。

2月3日に大部屋に戻る予定なので、
一週間。
個室に移っても面会は可能と言われたが、家族のことを考えて止めておこう。

夕方、主治医から電話が入る。
父に電話したが繋がらないので、私の方にきた。

「せき、たんはないけれど、これから症状が出るかもしれないので今日から土曜日まで点滴をして様子をみます。」

主治医が「病院にいながら▪▪▪」と
申し訳なさそうに、真摯に説明して下さるので、家族としては、母が良くなるのを待つしかない。

★今日の画像は【ねっこ】さんにお借りしました。





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