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自分の良心との闘い(パーキンソン病の母観察日記)

今日も母と外出。

ここんとこ外出=(イコール)病院だったので、午後からの外出は久しぶり。

けれど雨雲レーダーによると、午後から大雨。

腰が曲がって、歩くにも時間がかかる母と外出するのは、今日はやめておこうと思った。

母に「今日の外出はやめよう」と言うつもりで電話をかけた。

父が言う。
「昨日また体調悪い言うて、デイサービス行ってないんや」

はぁ
やっぱり私が外出させないと行けないのね。

7月に検査入院してからめっきり足腰弱くなったので、退院時には「時間を作って毎日5分くらいは歩いて下さい。」と言われた。

腰が曲がってしまって、以前と同じような速度で歩けない。
トイレがめっぽう近い上、パンツが自分では上手に上げられなくなっていて。
用をたし終わったら私がトイレに入ってパンツとズボンを上げるのが常になった。

歩くことは
せめて家の近所だけでも、
父に一緒に歩いて欲しいけど

家事が出来なくなった母の代わりに掃除、洗濯全てをする父にこれ以上の負担はかけられない。

近所のショッピングセンターに行く。
屋内の駐車場に停めてエレベーターで階下へ。

婦人服売場に着いた頃には母の足取りは重かった。

幸い、このショッピングセンターは至るところにソファーがあるので休憩しやすい。

歩きに来たのか、ソファーに座りに来たのかわからない。

予定ではクレープ食べるんだけど、やっぱり母の尿意が近いので、クレープはあきらめた。


「母の世話をするのは当然」という気持ちと「火▪金の公休日は必ず母のために使ってる。私だって少しは家で休みたい」思いがせめぎ合う。

まるで私の中にある良心を試されているよう。

いつまでも良心が勝ちますように








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