ペースメーカー埋め込み手術・娘の心境
もうすぐ手術が終わる時間
ペースメーカー埋め込み手術にかかる時間はググったところ1時間〜2時間
82歳の父が手術に耐えうるだけの体力があるだろうか?
待つしかできない。
若くてイケメンの主治医を信じて
昨日の出来事
入院する父と一緒に病院に着いたものの、手続きが済むと数分話しただけで
父は病室、私は待合室と離れて先生の診察を待つ。
憎っくきコロナ
ホントなら父と一緒に病室へ行って「着替えはここ、薬はこの引き出しに入れておくね」
なんて会話をしながら入院生活が始まるのに。
感染防止のため、ナースセンターから奥の病室には一切入れない。
パジャマは病院で手配したもの
父はタオルとティッシュ、薬や歯磨き粉など身の回りの品が入った袋を手にさっさと病室へ行ってしまったので私は手持ち無沙汰のまま3時間過ごした。
病院ってやつはなんでこうも時間がかかるんだろう。
9時に窓口が開いて入院手続き、父だけが病室へ行き、私はひたすら待合室で主治医の先生を待っている。
11時に父が病室からやってくる。
「まだまだ先生と話せないから先にお昼ご飯を食べておいで」
1000円渡された。
82歳の父、52歳の娘。
う〜ん、いつまでも娘は娘ってか。
ありがたくお金をもらって1階にある食堂で親子丼を食べた。
「親子の絆を感じるぅ」なんて一人でにやつきながら。
一口目を食べかけたとき、電話が鳴る「どこの番号?・・・病院?!」
父の担当看護士さんからだった。
「主治医の先生からのお話が12時からありますので、15分前には待合室に戻ってきてくださいね。」
食堂に人が増えたのでご飯を食べるとすぐに待合室へ戻った。
なんだか人が増えてる。
今日、手術をする方の家族が2組。
年齢も父と同世代。
「頑張って行ってきな」「泣いたらあかんで」
見送る方もあっけらかんと、普段通りに声をかけてる。
エレベーターに乗って行ってしまったので「お茶のみに行こ」と
奥さんと娘さんは行ってしまった。
もう1組の付き添いは息子の嫁と孫
孫にあたる男性は大学生っぽい
手術がいつ始まりいつ終わるか分からないのに、おじいちゃんのために待っている。
わが息子と大違い
なんだか腹が立ってきた。
すぐに息子に電話する
出ない
「おじいちゃんが今日入院するから励ましの言葉をかけてって言っておいたのに・・・帰ったら話があります!!」と鬼の絵文字をつけてLINEした。
危険を察したのかすぐ「起きました」とLINE
おじいちゃんと電話で話すよう半ば強制的に指示
12時15分ごろ予定より遅れて主治医との話が終わった後
息子は電話ごしに励ましの言葉をかけた。
最近は合うことも電話で声を聞くこともなかったからか
父は少し涙ぐんでいるように見えた。
「〇〇(息子の名前)が一人前になるまでは頑張らなぁ」って口癖のように言っていた父。
息子の言葉が少しでも励みになって手術に耐えてくれればなにより。
そして手術当日
今日は朝から兄が付き添い。
手術開始は13時と聞いていたので15分前には待合室へ。
やっぱり予定より遅れてる。
看護師さんの話だと、「朝の手術の方が遅れたのでそのまま遅れてて」
仕方ない、今朝9時半ごろ大きな地震があったから。
大事をとって時間がずれたのだろう。
父の手術中でなくて良かった。
13:40父が手術へ向かう。
車いすを押してもらいエレベーターへ乗り込む。
「いってらっしゃい」手を振って送り出した。
2時間半後
無事手術が成功したと付き添いしていた兄から電話が入った。
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