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薬の処方が吉と出るか?凶と出るか?(パーキンソン病の母と向き合う)

81歳の母はパーキンソン病と診断されています。

今年7月までは確かに元気でした。
いつも通っている内科で定期的に血液検査をしていました。
主治医は「貧血の数値が気になるなあ」と毎回言っていました。
気になるならなんか薬の処方してくれてもいいのでは?

当然薬の処方はあって、父が管理し、きめられた容量を守って飲んでいました。

けれど急に主治医から電話があり、「あまりにも数値が低くなっている。」
大きな病院に紹介状を書くのですぐに見てもらってきなさい。

次の日受診し、そのまま入院になった。
突然のことだった。

10日間の入院生活から帰ってきた母は、今までの母ではなかった。
何が違うって、
介助なくては立ち上がれない。
歩く速度が以前にもまして遅くなってる。

入院生活で輸血や造血剤などの治療を受け、貧血の心配はなくなった。
かわりに日常生活を失った。

入院生活の間に脳神経外科への受診が途絶えた。
毎週のように病院へ行ってるうちに、肝心のパーキンソン病を見てくれる先生のもとに行けなくなっていたのだ。

公立病院へいくことに決め、新しい先生のもとでパーキンソン病に向き合おうと思っていたけれど、先生も色々検査をしたいらしい。
何しろ前回の検査は3年前のものなので先週検査を受けた。

私たちは今日、母が受けたMRI検査の結果を聞きに行ったつもりだった。
けれど実際に行われたのは違う検査だったらしい。

難しくて何回効いても検査の名前が覚えられない。
結果を説明してもらっても分からない。
悪い結果ではないことだけは分かった。

「MRIの検査を来週しようと思いますが?」

必要な検査ならしょうがない。
ただ、点数稼ぎのための検査かどうかはちゃんと説明してもらう。

たとえ相手が医師でも、言われることになんでも「はい」という必要はない。
医療ドラマの見過ぎかもしれないけど、言いたいことはハッキリ言う。
昔、医療を受けて不信感を持っている私だからこそ、診察や薬に説明を求める姿勢はくずさない。
説明を受けて必要かどうか説明をうける。
他の病院と被っている名前の薬はもらわない。

ただ、今回はちがう
前の先生に処方されていたパーキンソン病の薬
「ドパコール」
この薬の処方を依頼した。

入院するまで飲んでいた薬。
しっかり歩けていた薬。
話し方もしっかりしていた薬。

今日から1週間飲んでみる。
「次の受診日まで母の様子をしっかり観察しておいてね」と
父にお願いした。

少しでも症状が良くなることを祈って。


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