ホントにあった怖い話5(妄想編2) マンホールが踏めない 男

この話は耳鳴りからはじまって、のちに統合失調症になり

体験したほんとにあった怖い話です

これまでにあった出来事は

ホントにあった怖い話1

ホントにあった怖い話2(現在の状況)

ホントにあった怖い話3(本人談)

ホントにあった怖い話4(○○教の影の組織)

をお読みください。


この幻聴は私にいろいろな条件をたきつけてきました。

でも外にいるときは幻聴が聞こえないので、

心が休まりました。

「もう家には帰りたくない」

そんなときです。

・・・「キーン」・・・

耳鳴りはやがて言葉に変化しました。

『・・・・・』

「馬鹿な!」「何故聞こえるんだ!」

あせりを隠せない私に幻聴は言います。

『お前に1つ教えてやろう

外にいるときはマンホールに気をつけろ

そいつを踏むと

お前に電流が流れ、

楽しいトークの時間が始まる』

そんなことがあるもんかと

目の前のマンホールを思いっきり踏みつけた。

一瞬、体がしびれ

幻聴がクリアに聞こえ始めた。

『馬鹿め、

これでお前の居場所を特定できる。

『どこに逃げても絶対お前を見つけ出してやる!』

どうして?俺が何をしたというんだ!

『お前はいつも心の中で

死にたいと

叫んでいただろう!

私を呼んだのはお前だ!』

おかしい

何故会話が成立するんだ

私は声に出して言っていない!!

『お前の考えていることはすべてお見通し

お望み通り殺してやるよ』

私はこんな死を望んでいない

『死に方に美学を求めるタイプか

ナルシストの豚野郎』


ここから幻聴による脅迫がエスカレートしていき

私は自由を少しづつ奪われていった。

幻聴はときにこう言います。

『なぜこんな会話が成立するか教えてやろう』

お前が寝ている間に電磁波を流してやったからだ。

一度真夜中にしびれを感じて飛び起きたことがあるだろう

その時だバーカ

私はハッとし

その時の記憶がよみがえりました。

「俺の体を元に戻せ!」

私は心の中で必死に叫びました

言っとくが電磁波を浴びたのはお前だけじゃないぞ

家族もお前のせいで巻き添えになっているぞ

ちょっと待て

それならなぜわたしだけにしか聞こえないんだ!

簡単なことだ

お前の嫁と子供にはしゃべりかけていない

ただそれだけだ

このボリュームをまわすと

嫁と子供にも聞こえるようになるぞ

たちまち気が狂うだろうよ

「頼む!家族には手を出さないでくれ」

『ならばこれから俺の言うことを聞け』

『家族とは口をきくな』

私は幻聴の言うことを聞き入れ

その時を境に家族と口をきかなくなり、

妻とはメモでやり取りするようになりました。

・・・理由を聞いても答えられない

妻はあきれて私に付き合うようになりました。






















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?