手のひらは万能
冠省
こんにちは。marです。
手のひらは万能・・と、思いませんか?わたくしは毎日毎日「てのひら」ってスゴイ!と感じております。
朝目が覚めると、左手だけがこわばってうまくグーパーが出来なくなったのはかれこれ5年位前からでしょうか。両手がこわばるのなら、リウマチの可能性もあるそうですが、左手だけなので何かの病気と言うわけではないようです。布団の中で伸びーをしてから左手をグーパーグーパーします。段々スムーズに動かせるようになってから布団から這い出て1日が始まるのが日課です。なんとなく、心の中で「よしっ」と声を掛けます。
朝ごはんを作るとき。手のひらでモノの温度がわかったり。パンの硬さがわかったり。それだけで、このパンは軽い食感だな、とか今日の卵は重いなあ、とか冷凍したハムが溶けたかどうかわかるのも感触です。
洗濯を干すときに、柔軟剤が多すぎたことも感触で分かります。冬場は多めが心地よいですが夏は少なめが好きなのでそろそろ柔軟剤少な目にしようかな、と考えています。
乾いたかどうかがわかるのも触り心地です。洗い立ての洗濯物、きもちいいですよね。
わたくしが子供のころ。シャンプーについての記憶は薄いのですが。
リンスが登場した日のことは強烈に覚えています。
洗面器に少しお湯を張り、キャップ一杯のリンスを入れてよく混ぜて、洗面器に頭を突っ込んで髪にまんべんなくいきわたらせるのです。それからすすぐ。とても良い香りがして髪がつるつるになって本当に気持ちが良くて何度も髪のにおいを嗅いだものです。ボトルからだしたリンスをそのまま髪につけるのはそれからしばらくたってからのことでした。あの手触りに感動したことは今でも忘れません。
食器用洗剤のママレモン。ひどい油汚れなどは一発で落ちずに食器がぬるぬるしたままです。触ってみて、ぬるぬるべたべたしたらもう一回洗うんだ、と言うことを知ってママレモンを大量に使ってしまい母に叱られた記憶があります。あの、食器の油が落とし切れていない感触もまた、素手で洗うからこそ気づくことですね。ビニール手袋をして食器が洗えないのはそのころの教訓を今でも習慣にしているから。最近の洗剤はとても進化していてひどい汚れでもあっさりきれいになるしあわあわもすぐに落とせるし優秀です。
中学生の時。夏休み中に母の内職を手伝いながら、お昼の定番「笑ってる場合ですよ」を見ていた時のことです。あろうことか、番組に夢中になり、裁ちばさみで自分の指を切り落としてしまったことがあります。左手人差し指の、指の先から第一関節の半分くらいでしょうか。叫んで、切り落とした指をもって病院に行きましたがくっつきませんでした。帰宅してから思い出してぞ~っとしてしまい寝込みました。しばらくは指先が心臓で脈打つたびにズキンズキンと。痛いなんてものではありませんでした。幸い、その後回復とともに肉が盛り上がり、今では右手と比べても遜色ない左手として大活躍してくれています。
飼っている鳥が具合悪いとき手のひらで温めると元気になりました。
犬を撫でていると、なにかしこりがあるのを発見してくれたもの手のひらです。
孫がぐずったら、抱きながら背中をトントンすると不思議なくらいすぐに寝かしつけることができるのもわたくしの特技。
痛いところをさすってあげると痛みがやわらいでやがてスースー寝息が聞こえてきます。
娘が幼い頃は長い髪を編み込みにして幼稚園に通っていました。
わたくしのこの手のひらは。
どんな時でもわたくしに様々な感情を与えてくれるのです。呼び起こしてくれます。頭の中にある記憶が手のひらを通してよみがえることもあります。
やけどの跡があったり、シミがあったり、ささくれがあったり、年とともに女性らしい柔らかでぷっくりとした白くてかわいい手からは遠ざかりました。ごつっっとして繊細でなく、骨っぽくなりました。
若い女性の白くて柔らかな手を見ると思わず「かわいい♡」とつぶやいて触りたくなっってしまう癖があります。コロナで本当に触ってしまうことは無くなりましたが、それまではついつい触れてしまっていました。知人と、しばらくのお別れするときは必ず握手をします。温もりを感じながらしばしのお別れをするのです。また会いましょう。
わたくしの人生の、経験も学びも性愛もはぐくみも、新しい命を抱きとめる瞬間も、亡くなった方の目を閉じる瞬間も、このてのひらは覚えています。
~これ、BGMは安室ちゃんの「Just You and I」モードで執筆中~
不一
街のお母さん食堂を作りたい!シングルマザー専用のアパートを運営したい!障がい者雇用を産み出したい!人生100年!社会とのコミュニケーションがないと人生つまらない!夢は壮大です。生きづらい世の中ではあるけれどもまだまだ捨てたもんじゃない!小さくても1歩目がなくちゃ未来は始まらない!