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何度も繰り返す危機には、訳がある……

あなたは……

私は何者か
私の人生の目的は何か

などの質問に
肯定的に且つ確信的に
答えられますか?

私は
答えられる時期と
そうでない時期の
両方を経験しています。

発達心理学者
エリック•エリクソン
心理発達社会理論で

それぞれの時期に
それぞれの心理的課題が
あるといっています。

特に青年期
上記の質問

私は何者か?

などの質問に
肯定的に且つ確信的
答えられるようになること

これが青年期の課題
アイデンティティの確立
なされた状態だといってます。

エリクソンは
12歳から20歳くらいまでを
青年期としています。

Wikipedia エリック・H・エリクソン 

ですが私が上記の質問に
肯定的に且つ確信的に
答えられるようになったのは
24歳頃でした。

その後30代後半に
アイデンティティが揺らぎ

いわゆる中年の危機
入っていくのですが……

中年の危機を抜け
アイデンティティの
再構築を終えた。

と思っていたのですが……

その後も何度か
アイデンティティが
揺らぐことがありました。

これって
私だけかしら???

と思いいろいろ調べると

どうやら
私だけではないようです。

発達心理学者の
岡本祐子さんは

アイデンティティの
ラセン式発達モデル
示してくれています。

アイデンテイティ論からみた生涯発達とキャリア形成 https://www.jstage.jst.go.jp/article/soshikikagaku/33/2/33_20220715-9/_pdf

エリクソンが示した
階段を登るように
発達していくのではなく

ラセン式に
発達していく方が
私にはしっくりきます。

あなたは
いかがでしょうか?

アイデンティティの拡散
変化の目紛しい現代では

上記のような
青年期
中年期
定年退職期

以外にも
起こりうるのでは
ないでしょうか?

リストラ
離婚
事業の失敗
自然災害
愛する家族との死別
SNS効果で急に悪名の人に……

など、予期せぬ出来事から
自分とはこういう人間です。

確信的に思っていたものが崩れ
アイデンティティの拡散が始まり

アイデンティティクライシス
はまり込むのです。

因みに
アイデンティティクライシスとは

自己の役割
存在意義、目標などを
見いだせず

混乱を生じ
心理的な危機に
陥っている状態
です。

もう少し具体的にいうと

自尊心の低下
迷うことが多く決断できない
自分の価値観を信頼できなくなる
無価値感が強くなる
目的意識が持てない
感情の起伏が激しくなる
不安感や抑うつ感が増大してくる

などです。

これはなかなか辛い状態です。

ではこのクライシスを抜けるには
どうすれば良いんでしょか?

①引き金となった出来事を受け入れられるスペースをつくる

→失ったものへの愛とそれが無くなった悲しみを認め、それらを共有できる人と語り合い、少しずつ思い出に変わるのを待つ

②アイデンティティが拡散して、まとまりを失っていることを受け入れる

→再構築(バージョンアップ)が始まっていると知る

・本音で付き合える人たちとの時間を増やす
・本音で付き合える関係を少しずつ増やす
・自分の好きなことをする時間を増やす
・過去の棚卸しをする
・自分の大切にしているもの、人生の中心に据えたいものをあらためて捉え直す

③これら一連のことがもたらしたギフトを受け取る


再構築された優先順位の高い価値観にそって、社会と繋がる場を設けたり、繋がり方を変える

趣味の仲間
ボランティア活動
働き方や役割を変える

など…です。

しかし頭で分かっても、実際にひとりで取り組むのは難しいものです。

まずは①の受け入れるスペースをつくるために、自分の気持ちをありのまま素直に話せる友人やパートナーに、時間を作ってもらえるようお願いするのが良いでしょう。

ただ相手の方も毎日を忙しく過ごしていらっしゃるでしょうから、時間を作ってもらうのを遠慮してしまうこともあると思います。

またそもそもそういう相手が思い浮かばない方も、いらっしゃるでしょう。

そんな時は、相性の良いカウンセラーに予約をとり、じっくり話を聞いてもらうのがベストです。

ここで大切な事は、今、成長・変化のプロセスが起きているだけで自分が弱いからでもダメな人間だからでもないと理解しておくことです。

この価値観を持って変化を受け入れていくことで、ムダに自分にダメ出しして、自分を傷つけずに済みますので。

私たち人間は生まれ落ちた瞬間から、変化し続けることを内外の刺激から促され続けます。

エリクソンのライフサイクル・モデルは、生涯を健康に幸福に生きていく道筋を見せてくれるモデルだと児童精神科医の佐々木正美さんは言います。

また人生の各年代にはテーマがあり、それらを解決しないと危機的な状態が訪れるともエリクソンは言ったそうです。

それが上の表(エリクソンの心理発達社会的理論)に、心理的課題という項目に書かれているものです。

これら8つの心理的課題は、順番にクリアされるもので、飛び級はできないそうです。

そういう観点から私自身を振り返ると、私はずいぶんと長い間『基本的信頼』という課題をクリアできずに大人の年齢になっていたのかも知れないと感じる部分もあります。

だから人生の危機に、何度も遭遇したのか!?と納得もできます。

しかし中年の危機をキッカケに、心理学やカウンセリングに興味を持ち、自分を振り返る時間を持つことができた上に、素晴らしい方々との出会いがあり、本音で話せるパートナーや友人、仲間に恵まれたお陰で、後追いですが心理的課題をゆっくりクリアしてくることができました。

今もアイデンティティが揺れることはありますが「私は私の人生で良かった。本当に有り難くって、幸せだなぁ」と感じられる日々を過ごさせて頂いています。

もしもあなたが、もしくはあなたの大切な人がアイデンティティの危機に陥っているとしたら、ぜひ上記のことを参考にしてみてくださいね。

あなたとあなたの大切な方の幸福を、心より願っています。


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