15キロ以上痩せた、辛すぎる高校生時代を乗り越え、今思うこと。
※これはダイエット記事ではありません。
誰しもが通る高校生時代。
私は正直辛かった思い出しかありません。
これ以上辛いことはないんじゃないかって思うんです。
この記事は、私が経験した寮生活における理不尽なルールに対する悲痛な叫びです…
高校2年のとき体調を崩して、15キロ以上痩せました。
原因は寮生活。
ど田舎出身の私は、どの高校に行くにしろ寮に入らざるを得ませんでした。どうせなら市内に行きたいなーと思って高校を選びました。
寮がある公立高校って限られてるんですよね。
同じような環境の人もいるんじゃないでしょうか?
私のいた寮は、ちょっと厳しくて💦
音を立てちゃいけなかったんです!
スリッパの裏に雑巾を貼って、ペタペタ音がならないようにする。もちろん、歩く時は音が立たないようにゆっくり。
カーテンやドアはゆっくり開け閉めして、音が立たないように。
先輩がいる所では喋らない。
(先輩と同室の4人部屋です)
チャックを開けたり、ペンをノックするのは廊下に出てから。もちろんシャープペンシルも。
ノートをめくる時は音がしないようにゆっくり。
書いたり、消しゴムで消したりするのもなるだけ音が出ないように。
音を立ててしまったら「すみません」と必ず言う。
先輩が来たら廊下の隅に寄って、道をあける。
食事の準備も先輩が来たら音を立てないように立ち、素早く準備。この時もなるだけ音を出さない。
・・・・
こんなかんじで、たくさんルールがありました。
細かいルールはもっとありましたが、言い出すときりがありません…
でも、どうしても音が出ちゃうときってあるじゃないですか?
その当時、ガラケーだったので、布団にくるまってメールを打ってました…
2段ベッドの階段を登る時もゆっくり、音がしないようにしなきゃいけないから、寝るまで気が休まりません💦
アラームも音は出せないので、バイブレーションで起きます。基本的には当番の人が、起床時間に音楽を流すのでそれで起きます。
洗濯物を干せるところでは電話が許されていますが、人目はあるし、長居すると怒られます。
そんなの気にしなきゃいいじゃんって思うかもしれないですが…
定期的に総会があって、先輩方から怒られるんです( •̥ ˍ •̥ )
自分が悪いことしてなくても、みんな一緒に怒られるから、余計精神的に参ってしまいます。
特に、センター試験が近づくと、3年生がピリピリし始めるので、些細なことでキレられたりもします。
お休みの日にエアコンのフィルターを洗おうと外していた時に、うるさいと怒られた同級生もいました。
さすがにそれはどうなのって感じでしたが…
1年目に既に辞めたいと思いましたが、自分からその高校に行きたいと言い出した手前、どうすることも出来ず。
泣いて親に電話したこと、布団にくるまって涙したこともあります。
土日だって、寮にいる時のルールは緩くはなりません。
起きる時間が同じなのは当然のこと、先輩だって居るので、音を出さない生活です。
そんな中、ついに限界が来ました。高校2年になろうというときです。
高校1年の冬休み明け、
「実家に帰って餅たべすぎたろ?」
って先生に言われるくらい、太っちゃいました。
ストレスですかね?
1年の時は寮のお弁当に加えて、売店で菓子パンをかって食べてました。
そのおかげもあって、少しぷっくりしました。
それからしばらくして、食べると吐き気が襲ってくるようになったんです。
特に甘いものは受けつけられませんでした。寮の夕ご飯には、毎日デザートがついていたのですが、食べたくなくて…
授業中も気分が悪くて、なにも頭に入ってこない。立っているのが辛い状態でした。
先生からも
「だいぶもとに戻ったね」
といわれ、しばらくすると
「最近ご飯ちゃんと食べてる?」
と心配されるように。
自分でも劇的に痩せているのが分かって、正直気持ち悪いくらいでした。
病院にも通いました。でも、なかなか治らずに、3回は病院を変えました。
高校生ながら、胃カメラもしました。胃潰瘍にはなっていませんでしたが、胃が荒れてて、真っ赤でした。
フラフラになってたので、点滴もうちました。
こうして、しばらくは病院通いです…
土日は学校は休みですが、寮にいる限り、休まりません。それに部活もあります。
そこで、部活はしばらくの間おやすみを頂いて、なるべく実家に帰るようにして、体調の回復につとめました。
ただ、学校はどうしても休みたくなくて。遅れるのが怖かったんです。どんなに体調悪くても、なるだけ授業に出たかった。
どうしても無理な時は、友達が保健室に連れて行ってくれました。自分の意思ではないけれど…
土日にある模試も、私がどうしても受けれないとなると、担任に連絡してくれたり、サポートもしてくれた寮の友だちにはホントに救われました。
否定する人ばかりじゃない、支えてくれる人がいる、1人じゃないんだって思えたことが、心の支えになりました。
こうした周囲の支えもあり、高校3年になる頃には、だいぶ食欲も戻り、体重も少し戻りました。
これが私が経験した、辛い生活です。
この記事を書きながら、その当時のことを振り返ってみると、心配かけてしまったけど、色んな人の支えがあって今があるんだなって改めて思ってます ( •̥ ˍ •̥ )
こんな辛い経験をして、これ以上はないって思えたら、少し気が軽くなったんです。
辛いことは、人生のなかであるはずです。その時はホントにキツい。でも、それを乗り越えれば、少しレベルアップした自分で居られます。
1人じゃないんです!
誰かが、何かが支えになるはずです!
明るい未来があると信じて、辛い日々を乗り越えましょう!
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