気の向くままに歩んでみる|Refind Self:性格診断ゲーム【感想】
私は、性格診断が好きだ。結果を信じるかは二の次として、多くの質問項目から導き出される結果を知るのが楽しいのである。
そんな私が以前から気になっていたゲームが「Refind Self:性格診断ゲーム」。どうやらゲームをしながら、ゲーム中の行動で性格診断ができるというではないか。しかも、絵柄の雰囲気も好みである。これはやらない手はないとswitch版が発売されたタイミングで遊ぶことにした。
感じたままに遊びたかったので、プレイ前はストーリーのあらすじも把握しないまま始めた。知っている情報はゲームの紹介画面くらいである。ニンダイであらすじを観たような気もしたが、何にも覚えておらず「こういうストーリーなんだ」となっていた。自分でも驚くのだが、あまりにも記憶力が薄い。
以下は、ゲームの内容に触れます。
これから遊ぶ予定がある方、プレイ前であり一切の情報を入れずに遊びたい方はご注意ください。
「Refind Self:性格診断ゲーム」について
あらすじ
遊び方
正解も間違いもなく、これといった目的もないため、自分自身が思うままにしたい行動をして、したくない行動はしないというように自由に進めることができるゲームである。
画面の端にあるハートが100%まで溜まったらゲームが終わり、性格診断の結果が表示される。また、周回をすることで、より詳細な診断結果が得られる。
23種類の性格
本作では23種類の性格があり、その中から自分自身に近しい要素が選ばれ、診断結果が提示される。23種類の性格は「勇者」や「旅人」などゲームならではの役職であり、ワクワクする要素となっている。
プレイ中の感想(ネタバレ注意)
本ゲームは、周回することによって詳細な性格診断ができる。周回したときの様子を少し書き綴っていく。
手探りな1週目
どのような人物がいて、どのような建物があって、どのような道を歩むのか。何も分からないまま進めていく。どのような行動をすることで結果が出るのか分かんないので、普段ゲームをする時よりも慎重に行動。
とりあえずお墓を調べてみたら、その行動自体も記録されていて「はじまってる…!」と若干の緊張感が漂う。迂闊な行動はできないと思いつつも、最初だと気になる物は調べたくなる質なので「なんだこれ」と調べる。よく分からないまま、よく分からないものが採掘できた。
可愛らしいお花を調べようとしたら、「本当にこの花を拾いますか?」という文章が表示されて驚く。どうやら些細な行動さえも記録されていくらしい。とりあえず現実だったらどうするかを考えたときに、必要なとき以外は花は取らないとなったので1週目は1つも花を取らずに進めていった。
その後も着々と進めていきつつ、話しかけた人からのお願い事されると断れないのである程度受けつつ、探索したいので途中からは人物に話しかけずにトコトコと探索を続ける。でも猫ちゃんに話しかけたり、カフェが気になって店員さんに話しかけてみたら何故か接客の手伝いをする羽目になったりした。
カフェ接客中、お金が少なめのお客さん。足りてない、でも素敵な味を堪能してほしい…くっそ!もってけ!という気持ちでマイナスの金額になってしまっても構わないという行動をしていたのだが、良い結果に繋がる時もあった。めちゃくちゃお金を渡してくれたのである。これが、俗に言う「損して得取れ」ということか。
比較的に優雅に穏やかに散歩していたのだが、屋上まで言った時に落ちると思わなかったところで落ちてしまい「落ちるの!?」と衝撃を受けてしまった。そこにフェンスあると思うじゃん、トラップだよ…。より一層、慎重に行動することにした。
ハートが100%まで溜まると、最後の行動を選んでくださいとのことであったので何をしたいか考えることにした。考えたら最初に博士との回想があったベンチに数秒しか腰掛けなかったので、のんびりと腰掛けることにした。穏やかに空でも眺めながら1週目を終えた。
気になっていたことをしてみた2週目と3週目
2週目と3週目は、1週目では見れなかった部分を探索しつつ、自分自身の性格なのか1週目と同じような行動も割と取っていた。最初の行動が「お墓を調べる」ことなのは固定である。なんかスルー出来なくて調べてしまうのだ。
行けない場所に行くためにはどうしたら良いのかと思ったが、梯子屋を犠牲にしたら行けるとのこと。性格診断が出るまでは、ゲームでの行動は現実に近いものにしようと思っていたので梯子屋のことを犠牲にするのは心が痛く、細かい探索は諦めた。末永く生きてくれ、梯子屋…。
道すがら「【あの日】ラーメン」を食べたり、猫ちゃんに話しかけたり、マンホール下を綺麗にしたり、屋上以外は探索できてなかった研究所を探索してみたりと興味が赴くままに歩む。
そして、最後の行動を取ることになる。2週目と3週目はどちらも博士のお墓に話しかけた。これ以外に、いい感じの行動が思いつかなかったので。始まりはどうであれ、最後は穏やかにしっとりと締めたいと思う節があるのでこの行動に出たのだと思う。
私がしない行動をする4週目以降
性格診断がないとのことだったので、気になることはやっていくぞと行動していくことにした。梯子屋に末永く生きろとは言ったが、ここでは割と早い段階で犠牲になってもらった。申し訳ないが、行動範囲を広げないと探索ができないのだ…。別の世界線で末永く生きてくれ。
無事に何処かの鍵を手に入れて、開かなかった場所に入ることができた。そこで得たヒントを元に永遠に歩き続けたり、研究所に赴き細かく見てなかった場所を探索したりした。
1~3週目は「ここが現実だったら実際に自分がするような行動」に重きを置いていたが、4週目以降は「気になるところを見る」スタンスであった為、物語に深みが増し、新鮮な気持ちで周回することができた。私自身は、こういう感じで選択する時の基準を決めていたが、プレイする人によっては選択する時の基準も変わってくると思うので、様々な遊び方があると考えると面白い。
診断結果
本作の醍醐味、それは診断結果。ゲーム内ではID検索かなんかで自分以外の結果と比較することもできるらしい。
以上のような結果になった。「なるほど」となっていたが、補足する性格と秘められた性格が一緒だったのだが、あまりにもソロプレイヤー要素が食い込んできて笑ってしまった。もしかしたら、最も象徴する性格はソロプレイヤーだったのかもしれない。一年に一回くらいMBTI診断を行って去年と結果が変わるのかなと個人的に結果を比べて楽しんでいるのだが、やるたびに内向型の割合が高くなってきているので日に日に一人を極めているのだろうか。ちょっとは外向型になれるように努力したいものだ。
最も遠い性格がプランナーであったが、「遠いかな…?」と思っていた。なんせ、物事によっては念入りに準備するタイプだからだ。しかし、詳しい説明に記載されていた「ゲームのチュートリアルをよく読む」で違うかもしれないことに気づかされた。試験の対策とか発表の対策とかは念入りに準備するが、趣味だとか生活の一部となると適当になる人間なので。何でも念入りに準備はしないので最も遠いのも納得である。
個人的に見ていて面白かったのは、総合データである。数値で見ると、どのような要素が突出しているのかが可視化されていて興味深いのである。
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最後に
性格診断までにかかる時間は、決して長くはないですが「やってよかったな」と個人的には感じさせる作品でした。不思議な世界観や街並みが素敵で、何もせずに空を眺めて過ごしたくなる瞬間もあり、短時間でも世界観に入り浸ることができます。
まだまだ回収できていない部分(ギャンブルしたりとか)もあるので、のんびりと物語の隅々まで回収していきたいと思います。
本記事のサムネイルは、公式サイトにてファンキットとして配布しているものを使用させていただきました。(Refind Self: 性格診断ゲーム | Game | PLAYISM公式サイト)