行ってみたいなアウグスブルク
大晦日までカウントダウンが始まっているところですが、クリスマスの話です。
クリスマスといえばクリスマスマーケット
私は札幌出身です。
札幌市はドイツのミュンヘンと姉妹都市提携を結んでおり、その縁で毎年12月には大通公園でクリスマスマーケットが開かれます。
私が最初にこのクリスマスマーケットに行ったのがいつのことだったかは、正確には思い出せないのですが、グリューワインがまだ飲めなかった記憶があるので10代だったのは確かでしょう。
雪がちらつく中、キラキラと輝くオーナメントを売る店や、とても恰幅のいいおじさんがアーモンドを炒っている店が並び、寒いのですがなんだかワクワクしたのを覚えています。
大学に入ってからは友人と連れ立って訪れ、そのうち恋人とも行くようになり…と毎年恒例行事でした。
それが当然のことだと思っていたのです。
え、本州へ?
一緒にクリスマスマーケットに行っていた恋人がある日ついに夫になったのですが、夫の職場は本州。
某年の春、私は本州へ移り住みました。
そこは滅多に雪が降らない地域。寒いのに雪がない…と慣れない冬を迎えてふと気づいたのです。
「クリスマスマーケットは??」
幸運にもクリスマスマーケットは近くで行われていたのですが、何せ雪がない。凍えながらザラザラ炒られるアーモンドを眺めるマーケットではないのです。
ちょっと違うんだよな…と思いながらも結局毎年訪れていたのですが、それすらコ○ナで中止に。
ごめんなさい、雪がなくてもいいのでクリスマスマーケットのある世界に戻してください。
そして今年
この度、転勤でまた別の土地にやってきました。こちらもたまたま大都市が近く、その上コ○ナによる規制も少しずつ緩和されたため近隣でいくつかクリスマスマーケットが開催されました。
欲張って子どもを道連れに2箇所行ってみましたが、やっぱりなんかちょっと違う…。
youtubeで調べてみた
雰囲気だけでも本場感を味わいたくて、クリスマスマーケットをYouTubeで検索すると出てくる出てくる本場のクリスマスマーケット!!
その中でも壮観だったのがアウグスブルクのエンゲルシュピール。
何十軒も屋台が立ち並ぶ本場の雰囲気は当然ながら、市庁舎を使っての壮大な演奏会…なにこれ…歴史の重みがありすぎる…
絶対に死ぬまでにこれを生で見る!!と私は決めました。
でも雪はなさそう?
ただ映像を見る限り、アウグスブルクも雪はそんなに積もらないみたいですね。札幌が特殊なのか。
雪はポイントじゃなかったみたいです。
でも凍てつく感じは画面越しでも伝わってくる。
私にとってのクリスマスマーケットには、あの刺すような寒さが必要だったのかもしれません。
来年は「雪がない…」ではなく「寒さがぬるい」と思いながらどこかのクリスマスマーケットに出没していることでしょう。