テングツルタケ食べてみた
テングツルタケ。大半の図鑑では有毒と記載されている。一方で一部の図鑑では食用との記載がある。少なくともwikipediaと山と渓谷社の大型のキノコ図鑑には食用と記載されている。一方で北陸のキノコ図鑑、日本の毒キノコ等には有毒の記述。いやいや、wikipediaなんて誰でも編集できるし、やらかした芸能人や失言をした政治家のページが荒らされているのは日常茶飯事だろwってなった訳ですが、英語版のページを見ても可食との記述があるのである程度の信憑性はありそう。猛毒と記載している文献は見当たらないし、仮にテングツルタケが死人がでるレベルの猛毒だとしたら食用と記載している図鑑は全回収レベルの大事件なので、少なくとも猛毒ではないだろうとのことで食って確かめてみることに!!!
有毒(猛毒の可能性あり)のヘビキノコモドキに似ているので同定は慎重に行う。ちなみにテングツルタケはツルタケの仲間。ツルタケの仲間は比較的生食すると中毒するものの、食用になるキノコが多い(猛毒のツルタケダマシはタマゴタケの仲間)。味を確かめるには単純に焼くのが一番だと思っているのでしつこいくらいに焼いてみる。
焼くと傘がさらに暗色になって見にくいですね・・・
ハマクサギタマゴタケやオオオニテングタケを食べたときのように一口食べて24時間経っても異常がないのを確かめてから1本丸々食べる。
やっぱり最初から有毒だと分かっているイボテングタケを食べるよりも怖いね。そんなビビりながら食うなら試すなよ!って感じですが(笑)
さらに24時間が経過しても異常はないので無毒でよさそう。味はツルタケの仲間というだけあってカバイロツルタケに近い。噛むとこっくりとした出汁のある旨味が染み出てくる。食感はボソボソしていてタマゴタケ以下だがけっこう美味い。もっと食感をボソボソさせて味を少しだけ薄くしたカバイロツルタケです。味噌汁とかに入れたら結構いけるかも。その後2本食べましたが異常はありませんでした。
最後になりましたが、このブログを見たからといってホイホイマネしないでください。もしかしたらサマツモドキやハナホウキタケのように人によって当たるキノコなのかもしれませんし、大量に食べればどうなるか分かりません。当ブログのマネをして体調不良や食中毒を起こしても一切責任はとりません。しかも有毒のヘビキノコモドキにかなり似ているので危険です。
ではまた!!!
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