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ハマクサギタマゴタケを食べてみたpart2

こんにちは。すずめです。

久しぶりの投稿ですね。2年前に引き続き、キノコ界隈で新種と囁かれるハマクサギタマゴタケ(仮称)を試食してみたので食レポです。


警告

危険なので絶対にマネしないでください。新種のキノコでまだ標準和名はつけられておらず、仮称の段階です。結果的にハマクサギタマゴタケを食した私の体調に異常をきたすようなことはありませんでしたが、専門家の研究で無毒が証明された訳ではなく、学術的には「食毒不明」であり、「無毒かもしれないけど、猛毒かもしれない」という立ち位置のキノコです。
ハマクサギタマゴタケの属するテングタケ科はドクツルタケやシロタマゴテングタケは始めとした猛毒キノコが多いことに加え、そもそもハマクサギタマゴタケに似た猛毒キノコも多いので、危険です。絶対にマネしないでください。たまたま私の体質で中毒を起こさなかっただけで、体質によっては致死レベルの中毒を起こす可能性もありえます。

もう一度いいますが、危険なので絶対にマネしないでください。何かあっても一切責任は負えません。

発見!ハマクサギタマゴタケ


ハマクサギタマゴタケの成菌。大きい。傘の直径は20cm程度。
大きな袋状のツボも特徴。


今年もハマクサギタマゴタケが発生しました。2年前もハマクサギタマゴタケを試食したのですが、そこまで美味しく食べることはできませんでした。

タマゴタケ系統特有のえぐみがかなり強い上、「ハマクサギ」に似た不快臭が強いからです。

そのため、今回は酢の物にして食べてみることにしました。これなら何とか臭いをごまかせるかも・・・
どうやら若い個体ほど臭いが弱い(私が発見したものに限りですが)ようなので、幼菌を採取し食べてみることに。


この程度が食べ頃だろうか。成菌ほど臭いは強くない。


タマゴを破って出てきたばかりの幼菌。
タマゴの状態の幼菌。この状態だと、正確な種の判別が困難なので食べるのは危険。

ハマクサギタマゴタケの特徴である、傘の条線、特徴的な臭い、大きな袋状の二重のツボ。全て確認し、採取完了。持ち帰って酢の物にします。


特徴的な二重ツボ。臭いから虫もたかるのか・・・

酢の物にして食べてみた

はい。塩を加えて沸騰させた湯で少し長めに茹でて冷水に浸し、酢の物に。少しでも臭いを緩和させたかったので(幼菌であり、我慢できないほどのきつい臭いではないですが・・・)、昔漬けておいたあんず酢を用いて調理。

見た目は美味しそう。口に入れてみると、臭いは気にならない!
成功しました。幼菌酢の物はほとんど臭いは気になりません。柄はスカスカで歯ごたえもなくあまり美味しいと思いませんでしたが、傘はヌメリがかなり強く、そこそこの歯ごたえとタマゴタケ系の旨味が出る。ただし、タマゴタケより旨味は遥かに薄い・・・
その上やはりタマゴタケ系のえぐみはタマゴタケと比較にならないほど強く、評価ポイントは傘のヌメリくらい・・・

そもそも酢の酸味もついてくるので苦手な人は苦手かも。

まずくはないですが、超絶美味しくもない。やはり命を懸けてまで?食べるキノコではないですね。みなさん、マネしないように。

2年前に食べていたとはいえ、少し心配でしたが、1週間以上経過しても中毒症状を発症することもありませんでした。

今後は素直に普通のタマゴタケ食べます。

またね!


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