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親に対する恨みがあるのを解消したい人へ

この記事は親に対する恨みがある人に対して実体験をもとに書いていきます。
あなたが親御さんに対して何かしらの恨みを持っていたり、仲は悪くないんだけど、今よりももっと良くしたいと思っていらっしゃるのであれば、何かヒントになるかもしれません。自分はそのお力添えになれたらと思い、この記事を書いています。それでは早速本編に入ります。

「親に対する無自覚の恨み」

私は自分では親に対する恨みなどないと数年前思っていました。不自由なく育ててもらったし、欲しいものはなんでも与えてもらった。特別大きな不満もない。そう思っていましたが、実際のところは不満は多くありました。

私が親に対して不満に思っていたこととしては、

自分のことを愛してくれていない
自分のことに興味を持ってくれない
なぜ自分がやりたいと思っていることに対して否定をしてくるのか
なぜ部活動の応援に来てくれないのか
なぜ責任感のある人間に育ててくれなかったのか

幼稚園の頃は母親から離れたくなくて、よく入り口で愚図るようなガキでした。興味を持ってもらえている感じがしない。愛されている感じがしない。〜してくれないと自分が願った通りにしてくれないことに対する強い怒り、恨みを持っていました。

本当はただ愛されたかっただけなのに
興味関心を向けて欲しかっただけなのに
肯定して欲しかっただけなのに

そう言った心の奥底に眠っていた欲望があることに気づき、少しづつ親に対してお願いをするようになりました。急に言うのは心理的抵抗が大きかったのもあり、

子供の頃どんな子供だったのか?と質問をしてみたり、
徐々にハードルを上げていき過去のアルバムを見ながら、この時自分のことをどのように思っていたのかと聞いてみました。
なぜ部活動の応援に来てくれなかったのかと質問をしました。
進路選択の時は干渉をされずに、どこの大学にいくのか、塾から帰ってきて家で遅くまで勉強をしている時は、勉強の進捗度合いはどのような感じなのかだけを聞いてくるのがとても寂しかったことを伝えました。

そうして親に本音を伝えることを何度も重ねました。何度も自分の思いを伝え、会話をしていくと親が当時何を思いどう接してくれていたのかを教えてくれるようになりました。

進路のことで興味を持ってくれていないと思っていましたが、本当は興味を持ってくれていて、だけど深く聞くようなことをしたら負担になるだろうからとあまり聞かないようにしてくれていたと教えてくれました。

部活動の応援に来なかったのは仕事が入っていて来れなかったこと

話を重ねていくうちに沢山の愛情をかけてもらっていたことに気づき始めると
涙が止まりませんでした。

だから自分の中で長年積もりに積もった苛立ちを抱え続けていましたが、それももうやめようと思いました。なぜなら、今この瞬間に生きていられるのは紛れもなく親のおかげであったからです。欲しいものを与えてもらえなかったかもしれないけど、今こうして生きていられるのは親のおかげであるからです。

そして、これまで親にしてきてもらったことを一つづつ数えるようにしました。

服を買ってくれたのは誰だろうか?
学校に連れて行ってくれたのは誰だろうか?
送り迎えをしてくれたのは誰だろうか?
習い事をさせてくれたのは誰だろうか?
食事を食べさせてくれたのは誰だろうか?
欲しいと言えば買ってくれたゲームは誰が買ってくれたのだろうか?

全て親から貰ったもので満ち溢れていました。
欲しいものが願ったように与えられず

〜してくれない。
愛してくれない。
興味関心を持ってくれないとないものばかりを数えていたクソガキは物分かりの悪いゴミでしかありませんでした。

欲しいものが適切に与えてもらえなかったけど、果たして自分は愛されていなかったのか?興味関心を持ってもらっていなかったのか?そう問われるとNOとしか言いようがありませんでした。

それから親には本音で思っていることを伝えられるようになりました。
愛してくれていてありがとうと伝えられました。
理解してくれたら嬉しいなと言う気持ちはありますが、無理に理解してもらおうとしなくなりました。
思い出を残したく、一緒に食事に行きたいことや、旅行に行きたいことを伝えるようになりました。
言葉にしたり行動に移すことは少ないけれども、自分のことを確かに思って育ててくれたいたことに対する感謝を伝えるようになりました。


親に対する恨みを自覚している人はなぜそう思っているのか、それを言葉にして親に伝えてみてください。
本当はこうして欲しかった。こう言って欲しかった。してくれないことが寂しかった。
なんでも大丈夫です。
もちろん、いきなりやることは難しいと思います。

僕自身最初からなんでも言えたわけではなく、メンタルブロックが多くあり小さく小さく小出しにして乗り越えていきました。
過去のことについて聞いてみたいのであれば、自分の好きだったこととか、興味関心を深掘りしようと思って昔のこと聞きたいんだけどいい?みたいにキッカケを作って聞いてみることから始めてみたらいいと思います。

まずは一口サイズでいいんです。
相談事、アドバイスが欲しい場合はいつでもご連絡ください。あなたが親御さんとの関係をよくしたいと言うお気持ちがあるようでしたら、全力で力になります。

それではここまでお読みいただきありがとうございました。


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