転職2,0③業界を見定める(ポジショニング)
目指すポジションを明確化すること=ポジション思考
ポジションとは役割の事
ポジションを明確にしないと、キャリアを積むことに苦しみが増える。
求人票にはそのポジションに何が求められていて何を達成すべきなのかと言う仕事の責任範囲が記されています。それを見るとポジションは業界に紐付いているものではなく、業界をまたいだ横断的なものであることがわかります。
同じ業界内で転職した方が成果を出しやすいとする俗説のせいで自分にはこの業界でしか生きられないという思い込みが強化されます。
目指すポジションを明らかにしないまま転職サービスを利用すると、転職エージェント側から一方的に会社行って押し込まれることになります。
ポジション思考なら、異業種への転職は全く難しくない。
【ポイントを1つに絞り込む】
業界を選ぶにあたっては、まず自分が仕事をするときに重視する項目を3つ挙げてみましょう。「収入」「自由な時間」「通勤時間の短さ」「フレキシブルな勤務時間」「在宅勤務」など何でも構いません。トップ1〜3を選んだら、それを1つに絞込みます。
実は、1つに絞ると言うのは大きなポイントです。
1つに絞り込めば、それが現時点での自分のキャリアの軸となります。軸が固定できれば、自然と方向性が見えてきます。「最も重視する項目を、1番簡単に実現できる業界」を考えてみれば良いのです。
また、何をキャリアの主軸とするかは、ライフステージによっても変化します。おそらく人生において3〜4回は変化するのが一般的ではないでしょうか。何を軸にして良いのかが全くわからないときは、理想的な働き方をしているロールモデルを見つけて、その人のキャリアの軸を自分に置き換えてみる方法はあります。
【業界選び2パターン】
●業界を固定してポジションを変える
●ポジションを固定して業界を変える
【どの業界が熱いのかを知る。】
情報を集めるには「定期的に求人情報を検索する」「キャリアコンサルタントを利用する」の2つ。
どの業界が伸びるかを知るには「業界一の会社の有価証券報告書のサマリーを読む」のが最も望ましい