『光の宇宙樹の歌』第9話:光と闇の闘いをやめる、アトランティスの「愛のマントラ」
❇これは、著者の体験をもとに書いた「物語」です。
「コズミック・ワンネスの夢」から数ヵ月後のことだ。
日本らしき現実的な部屋で、「過去生リーディング」をしてもらっている夢を見た。
目が覚めてみると、肝心要なリーディング内容はまったく思い出せない。ただ、ふいに東京の知人の顔が思い浮かんだ。
そこで、久しぶりに電話をしてみると、その彼女が、過去生リーディングを受けてきたばかりだと判明。しかも現在トライ中の課題解決に、とても役立つ情報を得られたと言うので、私もリーディングしてもらうことにした。
以下は、リーディングで語られた内容である。
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それは、約1万5000年前の、アトランティス文明における過去生。今生の私の家族4人は、ある宗教団体の神官だった。
そこの最高位の神官だったのが、今生の母。
最高位の神官の弟にあたる神官が、今生の父。
そして最高位の神官の、長男にあたる神官が私で、
次男にあたる神官が、今生の弟だった。
当時、アトランティスでは、「光と闇の闘い」が激化しており、それは聖職者の世界も例外ではなかった。
この教団においては、最高位神官(今生の母)の、弟神官(今生の父)が、まず闇側に堕ちた。そして最高位神官に対して、スピリチュアルな力をネガティヴに行使するようになっていった。
それは彼が、兄に対する根深い嫉妬心や劣等感、怒りといった感情を抱き続けていたからだった。
ちょうどそのころ、最高位神官の長男神官(私)は、高次元の光のグループから、「新しいマントラ」を唱えるようアドバイスされた。
そのマントラを「みんなで輪になり唱えよう!」と進言したものの、父親である最高位神官(今生の母)は、頑として耳を貸さなかった。従来のやり方に固執し続けた。
それで仕方なく、長男神官(私)は、賛同してくれた神官たちと共に神殿を離れることにした。そして新しい土地で、新しいマントラ唱和を実践した。
そうこうするうちに、闇側の攻撃は激しさを増し、最高位神官(今生の母)と、その父親に付き従うことを選んだ弟神官(今生の弟)は、相次いで命を落とした。
すると闇の勢力の矛先は、「新しいマントラ」を唱和する神官団にも向けられ、一人また一人と去っていく者が続出。とうとう、兄神官(私)だけになってしまった。
しかし、それでも彼は、高次元からのアドバイスどおり、「闇を怖れない」「闇を憎まない」「闇と闘わない」を実践した。
「大いなる黄金の太陽」を胸の中心にイメージし、
「愛燦燦✴愛燦燦✴愛燦燦燦✴ア~イオ~~ン~~」と唱え続けた。
そしてその「銀河系高次元中心太陽」のような、「あまねく慈しむ愛の光」によって、叔父神官(今生の父)が放つ「闇のエネルギー」は、その効力を失うことになった。
その後、兄神官(私)は、その土地の一般人有志に「愛のマントラ」を教え、巨大な柱の周りで輪になり、大勢で唱和する祭りとして定着するよう尽力。その人生を終えたのだった。
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リーディングしてもらったこの過去生が、すべて事実だったかどうかは、私には判らなかった。しかしそれでも、腑に落ちる点はいくつかあった。
まず、私は今生では無宗教なのに、独唱コンクールに出場した18歳の時、「高次元中心太陽のあまねく慈しむ黄金の光」を、バイロケーション的に直観できたこと。
そんな私が、スピリチュアルな能力の片鱗を見せるたび、母は(今生では無宗教なのにもかかわらず)、神の名を持ち出して否定し、抑圧しようとしてきたこと。
父に至っては、迫害と表現してもいいくらいの言動を繰り返してきたこと。
そして弟は、そんな3人のゴタゴタから一歩身を引き、半ば無意識に、関わらないでおきたい様子だったこと。
この過去生リーディングを、今生の家族関係に、どう活かせばいいのだろう?
そう思っていたところ、ある夜、メッセージを受け取った。
家族がみな寝静まった深夜、久しぶりにゆっくり入浴していたら、温かみを感じる落ち着いた女性の声(波動)が、心に語りかけてきたように感じたのである。
「今生の両親がずっと不仲だった理由が、これで理解できましたね。それでも両親が離婚しなかったのは、あの過去生の大きなカルマを、今生こそ解消しよう!という『魂の計画』に、同意して生まれてきたからです。
母親は、体の病気では精神的に耐えられないだろうからと、心の病を選びました。
そして父親は、恐怖心や罪悪感を乗り越え、最期まで自分で介護することを了承したのです。
ですから、まだ父親が、怖れのあまり背を向け続けているからといって、長女のあなたが介護し続けていては、両親のカルマ解消は難しくなってしまいます。
アマネさん、どうか勇気を出して、実家から離れてください。
そしてあなたも、あなた自身の『魂の計画』に添った、本来の人生を歩んでください」
それからまもなく、まず弟が実家を離れ、再就職した。
次に、長女の私まで出ていくとなった時、父も母も大反対!
家庭内ハルマゲドン再び!!といった日々になってしまった。
でも、それでも私は踏んばった。
高次元中心太陽を思い浮かベ、「愛燦燦✴愛燦燦✴愛燦燦燦✴ア~イオ~~ン~~」と唱えては、誠心誠意語りかけ、頭を下げ……。
そしてようやく、実家を離れることができたのだった。
母を介護し始めてから3年後のことだった。
❇次の『光の宇宙樹の歌』第10話:「母なる地球のために歌声を進化させる」も、どうぞご覧ください。
❇両親のカルマ解消とその後について、お知りになりたいかたは、『光の宇宙樹の歌』全23話の後に投稿した、E.T.歌巫女☆通信の、
『母の帰天サポート体験』と、
『他の惑星へ旅立った父』を、
どうぞご覧ください。
愛燦々ア~イオ~~ン~💞🌏💞