記憶の蓋が開いた
ホワイエでポーンポーンとピアノを鳴らしていた。私はピアノが弾けない。「ピアノ弾くの?」と聞かれた。私は「ううん」と返事をしながらピアノに触れた。
転んで立ち上がったら「怪我大丈夫?」といわれた。怪我?と思いつつ膝を見てみると本当だ、血が出てる。「あーうん、平気」と返事するとその人は「あいつ全然気使わないな」と私の隣にいた男子を睨んだ。怒ってくれるんだ、心配してくれるんだと何だかびっくりして返事ができなかった。
下の名前で呼ぶのが好きな人だった。私はそれが恥ずかしいのであえて無視して苗字で呼ばれたら振り返った。
頭が小さいから大体これくらいの身長の人なんだろうなと思ったら立ち上がった瞬間顔立ちと頭のサイズに似合わない背のでかさだった。立ち上がった瞬間ええ〜〜〜!?と心の中でビックリした。
別のクラスにいる彼女と歩いているところをみてしまった。見ているこっちが恥ずかしいので逃げた。
入学したての頃、女子のスカートの中を盗撮していたやつがいた。この最低すぎる印象はずっと持っていた。
社会の授業中、「原発はないほうがいいとみんな思うよね?」という先生の問いかけに何故かやたら反発していた。「みんなそうじゃないと思います。」「そこで働いている人もいます。」と普段突っかからないのにやたら今日はすごいななんて思った。気の弱そうな先生とそんなバトルしていた。知り合いに原発関係の人がいたんかな。
上履きちゃんと履いてないから歩くたびにスパーン!スパーン!と高らかな音を刻んで歩いていた。ちゃんと履きなさい。
私が休み時間中眠っている時、丸太が落ちてくる夢を見た。ビックリしてガタッと体が動いて目が覚めた。近くにいたそいつはその様子を見て大爆笑していた。私は寝ぼけていたのでなんか声かけられたけど適当に返事をした。なんやねんこいつとちょっと思った。
シャーペン貸してって言われたから貸した。はいって手のひらに置いて返してくれようとしたけど手に触れるのは抵抗があって全然シャーペンが取れなかった。結局落っことしてしまった。
将来は介護職に就きたいという話をしている横で私は友達とくだらない会話をして笑いながら盛り上がっていた。タイミングが良くなかったようで「俺、変かな?」と将来の夢を笑われたように思ってしまったようだった。違う違うと否定した。
生徒たちが何かの発表をパイプ椅子に座りながら聞いている。私の後ろのそいつはやたら足が長かった。私のケツを挟んでちょっかいかけてきたので無視した。
当時はメールが主流だった。クラスのマドンナ的存在の女の子がメールのやり取りを見せてきた。好きな人いるの?誰?この子?この子?とやり取りをして最後にえ?私?と送ったメールの返事が「そう(^^)」みたいなものだった。やーん青春じゃ〜ん!と私は面白がった。
移動教室のときに背中を指でブサっと指してきた。振り返ったら友達がイタズラっぽく笑っていた。
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