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アンナプルナサーキット⑫~最終日、ジョムソンへ~2024.5.29

トータル14時間くらい寝た。
酸素も濃いし、よく眠れた気がする。
宿も綺麗で快適だったのもよかったかも。おそらくこの旅で一番綺麗な宿だった。

内装は日本のビジネスホテルと大差ない
家族経営のホテルでした

いつも通り8時ころに出発。
村の入り口にはバスターミナル。
次から次へとバスが到着し、観光客が降りてくる。

インド、ネパール各地から到着するバス

お金のある人はバスを降りて馬に乗り換え。
大量の馬タクシーがスタンバイ。

客を待つ馬たち

地図を見るとアンナプルナサーキットは二手に分かれている。
距離が短い&車道歩きが短い南側の赤い道へ。

ムクティナートからLubra Passを越えてジョムソンへ

これまでの険しい山岳地帯とは違い、なだらかな丘陵地帯が続く。

これから歩く道全部見えている

車が通れる幅の道でタイヤの跡もついているけど車は来ない
峠に向かって登っていく

見えていると気が遠くなる・・・

遠くから聞こえてくるカランカランという鈴の音は放牧されたヤギたち。
のびのびと草を食べている。

そしてLubra Passへの登り。ここを越えればあとは下るだけ。
この旅最後の登りですが、酸素が多い分、意外と楽にクリア。
人間の体ってホントに不思議。

登りも大丈夫になっている

峠を登り切り振り返ると、雲が切れてトロンパスの姿が。
ここを降りるともう見ることはできないので、しっかりと目に焼き付ける。

一番低い場所がトロンパス

進行方向にもでっかい山が。
ヒマラヤのスケールでかすぎです。

そして道は谷の中へ
標高は3000mくらいですが、アンナプルナと違って高い木がない。
乾燥した大地って感じの道をひたすら下る。

右端にはリンゴ畑。少ない水を有効利用している。

約1000m下った谷底にはLupraの集落。
集落の周りでは農業をやってるみたい。
村の周辺だけ葉っぱの付いた木が育っていた。

川の水が少ないので河原を歩ける

Lupraを越えて車道に合流。
バスやジープが砂埃を上げながらすぐ横を通る。
地形の関係か向かい風もすごい。
車道合流からジョムソンまで1時間半ほどでしたが、なかなか修行な道でした。

未舗装なので砂埃が舞い上がる

バフで口を隠しながら歩き、ジョムソンへ到着。
街の入り口で許可証を見せて街の中へ入ります。

最後のチェックポイント

ジョムソンの街はムクティナートと違い人が少なく、観光客やトレッカーの姿は全く見えない。ちょっと寂しい感じ。
宿は空港近くのホテルティリチョ。

ここに一泊し、ポカラまでバスで移動します。
バスのチケットは宿の人に言ったら予約してくれました。
これでトレッキングは終了。
ゴールしたら誰かが祝福してくれるわけでもなく、いつもと何かが違うわけでもない。
ただこの日のビールは美味かった。

シェルパ斉藤さんの本を読んでからずっと行きたかったアンナプルナサーキット。
本が出版された当時よりも整備が進み、秘境感はなくなっていたかもしれません。
でも思っていた以上の景色、地元の人や旅人との交流があり、あっという間の11日間でした。

これでもヒマラヤ山脈のほんの一部。

"Once is not enough."

ネパールの空港に書いてあったこの言葉が本当にしっくりくる。まだまだ魅力的なトレイルはたくさんあるし、チャレンジできそうな6000m級の山もある。

少し時間は空いてしまうかもしれませんが、必ずまたくると思います。

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