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人の話聞いて我が願望を知る

こんなことしたいな。
こうしたほうがいいよね。
こうなったらいいな。


人間にはいろいろ願望がある。

そして、それはたいてい
今の自分の延長のところにあるものだったり、
今の自分ならこれがいるだろうって
思っていることだったりするんじゃないかな。

私もそうだった。

カードセッションしてるから、
マインドレッスンの受講生を募りたいから、
『マルシェに何度も出店したい』

そう思っていた。


ある日、知人とランチをした。
世間話からの流れで、
彼女が先日マルシェに出店した話を聞いた。
月2回以上のペースで出ているようだ。
未就学の子どもを3人抱えている彼女が
精力的に動いている。
輝いて見えた。

私は小学生の子どもが一人。
私が仕事でいなくても
機嫌よく過ごしてくれるようになっている。

これまでの私なら
「いいな。もっと私もマルシェに出ていきたい。
 動きたい」
そう思っていただろう。

なのに、このときふっと心に浮かんだのは

「私、忙しくしなくても、
 働いてるって感じがなくても、
 収入が入ってくるのが理想なんだよなー」

だった。
セミリタイア生活っていうのかな。
ただただ遊んでばっかりっていうのは、
私は生活の張りがなくなるからイヤなんだけど、
だからといって次々と動き回るのもイヤ。


週に1日か2日のバイト。
在宅ワーク。
ときどき頼まれる手伝いという名のスポットバイト。
友人や知人と話すのは、
仕事というより趣味よりの話がいい。
外出するのも、仕事なら呼ばれていく。
自ら出かけるなら遊びか、遊びの延長っぽい仕事。


こんなのが理想だなー。
彼女のたった数行の言葉、

「マルシェに出るときお釣りの小銭いるよね」
「このバッグ、お金の受け渡しするのに便利なんだ」
「出店料がこんな感じで…」
「来場者数がすごかった…」

これらで、私は
自分の本当の願いを浮かび上がらせた。

聞いてすぐはモヤモヤを感じてた。
だから、
マルシェに出てるのがうらやましいんだと思った。


でも、何か違うな。

そう思った瞬間、
「私はマルシェに出たりして
 忙しい思いをしたいんじゃないわ」
って言葉が出てきた。

マルシェは出ればいいわけじゃない。
前日までに準備があり、
当日も荷物を搬入、セッティングがあり、
販売したりワークショップしたりして、
片づけ、搬出。

忙しい。

それを楽しいと思った時期もあった。

でも、今はセミリタイア生活がしたい。
自ら探してマルシェに出なくていい。
呼んでくれたら出店するよ。


なんか偉そうだなって自分でも感じるけどね。
そんな気持ちなんだ。

人の話はうらやましがったり、
妬んだりするためにあるんじゃない。

自分の本心を浮かび上がらせるためにある。


名言みたいにまとめてやった(笑)

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