学校の先生へ。ADHD・解離症より
学校の先生へ。
こんばんは。あなたは今何をして生きていますか?
あなたがお勤めの学校には、どんな子がいますか?
明るいですか?落ち着きのある子ですか?
よくお話しする子ですか?あまり喋らない子ですか?
よく動き回る子ですか?じーっと座り込んでいる子ですか?
どんな子が、どのくらいいますか?
この子とこの子は似ているな、この子だけちょっと違うな。
みんなよく喋るな。うるさいな。
みんな似ていて集団で行動できたり、できなかったり。
みんな全然違ってばらばらで、ばらばらをまとめたかったり。
まとめたい、と思った時、どうしますか?
お話ししますか?大きな声を出しますか?静かに待ちますか?お話を聞いてあげますか?
接し方はいつも同じですか?子どもによって分けていますか?
あれだけ多くの子どもを一斉に見るのです。
声かけも一苦労。大変ですよね。
ところで先生、あなたはこどもの頃、どんなこどもでしたか?
おしゃべりが好きでしたか?先生の言うことをよく聞いて行動していましたか?
先生のことをよく聞いて、行動できた。
もしそうであれば、あの頃、自分が見た先生と同じ方法で今こどもと接そうと頑張ってくれているかもしれませんね。
先生、どうして先生になろうと思いましたか?
なった理由や、なりたい先生像もそれぞれですよね。
子ども頃、自分はこう言われたらこう行動できた、周りもしていた、だから今度は自分もやってみよう。
経験を活かして頑張っている先生。
先生、まだ出会ったことがないこどもがたくさんいるかもしれません。
先生、その子はじっと見つめて話しかけても先生の声が聞こえていないかもしれません。
その子は聴力が悪いわけではありません。それでも聞こえないんです。
何か、遊べるものを手に持たせてみますか?バランスボールに座ってもらったり。
人と話をする時にそれはないんじゃない。
ないんじゃないってことはやったことない?やってみたら、新しい見え方があるかもしれませんね。
その子はよく暴力を振るいます。周りの子に怪我をさせます。
先生、その子は暴力は振るっていないんです。振るったということになっただけなんです。怪我を負わしていいわけではありません。
その子の力の強弱を知っていますか?
その子の親との遊びを知っていますか?
その子は忘れ物をよくします。
その子は忘れているんじゃないんです。知らないんです。その子には聞いたことのない話しなんです。
その子はそこにいても、その子はその時、寝ていたんです。その子は外にいなかったのです。
先生、記憶がない日々を送ったことはありますか?
その子はよく反発します。
ああ言えばこう言います。先生、何を言いましたか?そしてその子はどんな顔でどんなことを言いましたか?
その子はよく喋ります。5分間ずっとその子だけが話し続けました。
先生、その子は、そのままにしておけば3時間でもそのまま喋り続けます。先生はどのくらい喋り続けられますか?先生はどのくらい人に話を聞いてもらった時にすっきりしますか?
その子は1人ボーッとしています。
先生、何していると思いますか?想像もできないほどの情報を頭の中で処理し続けているかもしれません。
わからないことがお互いにたくさんあるかもしれません。
一緒に脳のお勉強をしながらわかりあっていきたい。
お仕事だとそんな時間が取れないかもしれませんね。
先生は先生だけれど、先生にも先生が必要な時がたくさんあります。
お互いに先生です。知らないことをたくさん持ち合った、お互いに学べることがたくさんあるかもしれません。
聞き合って、お互いの世界が広がっていきますように。
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