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きっかけ と 言い訳  イチゴマイマイマイの場合では

本の世界は、ジャングルです

読んでいる時間は、もちろん好きですけれど、何を読もうかと、あれこれ本をさがしているときのほうが、もっと好きな気がします、読んだ本は、減っていないのですが、ページは、まったく進んでいないのですが、思いをめぐらすことで、充実感があふれて

何をやっているのかしら、思います、充たされているわけですから、いいじゃあないかしら、とも思います

 男女の交接を赤裸々に文字にすると
 文学になるのですか?

 暴力的な物事を
 リアリティをもって文字にすると
 文学になるのですか?

 いままで世に出てこなかった
 ニッチなモノゴトを物語にすると
 文学になるのですか?

 難しい単語を用い、ことさら
 理解しがたく文章にすることが
 文学というものなのですか?

わたしには、文学というものが、ナニモノなのか、まったく、わからないのです

 名のある人が、いい、と宣言した少数のものが
 その宣言を受けられたわずかなものたちだけが
 文学、の名を使用していいということなのですか?

文芸部というのは、どういったことをする部活なのか、知りもしなかった中学のとき、編みものとかするのかな、そんなことを思っていた中学のとき

それ手芸部ですよ

だいぶ経ってからそのことを知りました、とっくに成人していました

 私のやっているこれは、文学よ
 ぼくのやっているこれは、文学です
 ワテのやってるこれは、文学でさ
 おいどんのやってるこつは、文学でごわす
 アタイのやってるのは、文学だわさ

見たくないものを見なくてはなりません、見たくないものをすべて見ないようにしますと、見ないとならないものまでを見なくしてしまいます、問題です、問題です、結果、見たくないものを見なくてはならなくなるのです

 はたから見まして
 どうも文学らしくないように見えるのです
 けれども、本人に

 これ文学だから

 そのように言われてしまいますと
 それが、文学、ということになるようです
 どうも、そういうことらしいのです
 そういった集まりがあるようですし
 便利になったものです
 簡単に免罪符が手に入れられるのですから

無理やり話をこねくり回されたことによるひどい嫌悪なのでしょうか、意表をつかれたことに対しての嫉妬なのでしょうか、とにもかくにも、後味が悪いことだけは確かなようです

 交接を書くことでしか
 男女の関係をあらわせられない
 そのような文学とは
 いったい…

 ふだん使わない難しい単語を持ってきて
 いかにも格調高い文章のようにみせかける
 そのような文学とは
 いったい…

わたしには、文学というものが、ナニモノなのか、まったく、わからないのです


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