就活生日記③
連続ものです。前の記事を読んでいただくとわかりやすいと思います。
我叫曹操… 我叫曹操… 我叫曹操…
私は曹操です。心の中で唱えながら電車に揺られる。
面接の時間よりも1時間近く早く着くのが私のルーティンだ。面接会場の近くの神社に参拝し、今日の勝利を願う。
楠木正成を引き連れて面接に出向いたこともあれば、日本のために殉じた246万6千の英霊を率いたこともある。
そして、今日は右に家康と左に聖徳太子を引き連れて面接に臨む。
これほど心強い事はない。
満足のいく面接ができた。あとは祈るだけだ。
そして、家で休んでいると…
申し上げます!
早馬で伝令が飛び込んできた。
○○書店2次選考で敗退しました
今まで1番の驚きだ。本命企業が落ちた時は辛かったが納得がいった。
しかし、この企業は…
面接では面接官の1人が私のYouTube見たと言い褒めていたし、専務もしきりに私を褒めていた。面接の内容も良かった。自己アピールも悔いなくできたし。
え?専務が英雄は君と余だけだって言ったじゃん!(言ってない)
いやいやいや…え?マジで?嘘だろ…
言ってしまえば滑り止め感覚で受けてたのに
これは納得がいかない。
悲しみよりも先に笑ってしまった。
めちゃくちゃ弄ばれた…
私の自己アピールに対してもすごく反応良かったじゃないか。YouTubeまで見て。マジでなんなんだよ。
え?怖。人間怖。あんなに褒めといて落とすんだ。信じられない。
ちなみに、昨日の時点で1勝2結果待ちだったものが1勝2敗になった。
もう持ち駒が…(7月1日)
昨日の面接の結果がメールで届いた。納得のいく面接ができたやつだ。
開くまでもなく敗退だ。なぜなら合格者には電話がくる。メールが来た時点で負けなのだ。
上述した通り2つの面接は結果は厳しいだろう。そうなると残るは10日に2次面接が1社とESの結果待ちが1社だけになった。
数時間後、ES結果待ちの企業から御祈りメールが届いた。
残り1社…にならなかった。
なんと、神戸遠征の勝利報告も同時に届いていたのだ!
いや、あの面接で何で通る?笑
面接会場はビルの14階。目の前はほぼ全面窓。そして曇り空と天井の色が同化し、まるで外にいるようだった。高所恐怖症の私は6割ほどの力しか出せなかった。
筆記試験も散々だったぞ…
作文試験は自信あったからそこが評価されたのか…
ということで、変わらず残り2社。
厳しい状態は変わらないが何とか両手で崖を掴むことができた。(7月2日)
日記はここで少し時間が開く。
残り2社の面接が9日と10日にある。その日まで私の成功を祈っていて欲しい。
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