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コミティア144参加レポ!
このたび2023年5月5日開催の「コミティア144」にサークル参加いたしました。久しぶりのイベントということもあり非常に楽しく、多くのことを学んだのでレポをまとめました。コミティアが気になってる方や、参加を検討されてる方のお役に立ちましたら嬉しいです。
◆コミティアについて
コミティアとは
オリジナル作品オンリーの同人誌即売会です。通常は年4回開催されます。プロアマ問わずたくさんの作家さんが参加されています。絵柄も作品のスタイルも百人百色なので個人的には「サークル数=ジャンル数」「隣の席は全くの別世界」という印象です。毎回新たな出会いや発見が楽しめます。
過去のコミティア参加
初回:2012年9月
2回目:2015年5月
3回目:2016年10月
4回目:2023年5月(今回)
こんな感じです。3回目の参加からだいぶ空いていたため初参加の気分でした。ちなみに以前はコミティアと同時進行で二次創作でも活動しておりました。2006年にコミケ初参加以降、男性向女性向問わず色々なジャンルで創作していました。
◆コミティア144当日
当日の行動
9:00 会場入り
9:30 スペース設営開始、途中で巡回スタッフに見本誌提出
11:00 開会
14:30 スペース片づけ開始、箱詰めしてクロネコで自宅送り
16:00 閉会
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改札を出てから会場に入り東1ホールまで、人の流れに合わせてひたすら進みます。東1ホール入り口がサークル受付になっており、通行証を見せてリストバンドを受け取り装着します(バンドは紙製でしたが丈夫で簡単に破れませんでした!)受付を通過する前に、今回お隣のスペースの茜沢らむさんと合流しました。茜沢さんには丸一日、とってもお世話になりました。
二人でスペースに到着し、いざ設営作業。9:30に開始して、開場拍手後の11:05にようやく完了(過ぎてるw)。作業中は雑談する余裕もなくセリフ無用の無言劇でした。設営中に巡回にいらしたスタッフさんに見本誌を提出しました。
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当日の出しもの
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・新刊①「IRIS SKETCH WORKS 01」
┗2020年~最近制作したオリジナルラフをまとめた本です。中華やアンデス地域の民族衣装の女の子メインです。
・新刊②「カノンズクレスト準備号」
┗昨年末から構想しているオリジナル男の娘の紹介本です。
・新作グッズ「アイヌ民族クリアファイル」
┗新刊①が完成して少し余裕があったので、フルカラーのグッズを作りたいな~と急遽制作。春らしい色味を意識し、明るく動きがありキラキラしたイラストにしました。
・無料配布(ポストカード、名刺、ペーパー)
┗名刺はコミティアでは超重要アイテム!
・既刊(中華イラスト本、アクリルキーホルダー)
┗どちらも2016年作
見たもの、気付いたこと
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・スペースにいらした方がすべて男性でした(購入、試し読み、離れてチラ見含めて)撤収間際にお一人だけ女性の方が本を買ってくださいました。ちなみにこの結果は初回コミティアと全く同じでした。
・参加者の男女比は半々で、年齢層が幅広く20~60代に感じました。創作に年齢は関係ない!w 実際に、古希間近でバリバリ全国ツアーなさってるレジェンド高齢者バンドも存在しますので、私もそのくらいの気概で好きな創作を続けたいです。
・大きな人の波は無くほぼ一定でしたが、午前中よりも午後の方が足を止めてもらう機会が多く感じました。「午前中→会場に流れてくるターンで移動に集中」「午後→ゆっくり散策ターン」かもしれないと予想しています。
・友人と隣接するとすごく楽でした!自分の不在時に会計を任せることができ、他愛ない雑談もできて心の支えになりました。
・お買い物をしていて気づいたのですが、「売り子さん一人」(作家ご本人)が多く見られました。
…等々、二次創作イベントとは違った発見や印象がありました。
◆KPTで振り返る コミティア反省会
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①Keep(よかったこと)
・クリアファイルが会場で好感触でした。なんとお買い上げの方から「イラストが綺麗」とお褒めの言葉をいただきました。こうして直接感想をいただくのって大変貴重でありがたいことです。初対面の方に声をかけるのって、なかなか出来ないと思うのですよ!その勇気ある行動に感謝です。また印刷の仕上がりも良く、自信を持てる作品なりました。
・制作時に時間を決めて作業しようと、ストップウォッチを使用しました。最初はcountdown式のタイマーを利用しましたが「1時間後にアラームを鳴らし休憩するつもりが、実際はアラームを止めそのまま作業続行」とまったく効果がありませんでした。そこで!カウントアップ式のストップウォッチを試したところ、やや改善されました。「今日はこれだけの時間頑張った」と確認でき、自主的に休憩しやすく達成感も得られたと思います。
②Problem(問題点)
・イベント合わせの制作が久しぶりだったこともあり、計画に慎重になりすぎて、実際に筆を持つまで大幅に時間を費やしました。
・ひとり会議が決着しないまま締切は近づいてきたので「残りの日数で無理なく作れて確実に間に合う」ものとして新刊をラフ本に決めました。本当はフルカラーのイラスト本を作りたかったので心残りがあります。
・新刊が2種でどちらも表紙がラフ画、しかも目印のポスターはクリアファイル絵柄という、全体的にまとまりのないラインナップでした。「新刊ください」「えっと、どちらですか?」というやりとりが発生し、お手間をかけてしまいしました。
・ポスターが小さく、机の端に立てていたので、パっと見てどんなサークルなのか判断しづらくなっていました。例えるなら「看板の見えないお店」状態でした。
③Try(今後の方針)
・ポスターは大きく展示する!(お店の看板だから)
・カラーイラストを1枚じっくり制作するのは久しぶりで緊張や不安もありましたが、自分でも満足のいく1枚が出来上がったと思います(元々カラーが好き&得意)次からはあまり緊張せずに制作できるよう、常日頃からカラーで仕上げる癖をつけたいです。
・計画はほどほどにし、早めに行動に移したいと思います。
・新刊は1冊に絞り、完成して余裕があったら2冊目を作る意識で臨みたいです。また新刊が2冊ある場合は、目玉のほうが目立つように設営やPOPデザインを工夫したいです。
・SNSの運用に関して、告知したのが開催直前とギリギリでした。もともとSNSが得意ではないためつい疎かになってしまうのですが「発信しないと見つけてもらえない」ので、今後はこまめにSNSを動かして進捗報告等していきたいです。
まとめ:「イベントに参加するだけで十分えらい」
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昨年末にコミティアの参加を思い立ち、茜沢さんと隣接の相談をし、カットを制作し、新刊の計画で机を手書きメモの山にしていく日々…本格的に作業に取り掛かったのが4月半ばで本当にギリギリでした。不安で体調を崩したこともあります。
その中で私が心掛けたのが「進捗の見える化」です。進捗&目標を毎朝紙に書き、「今ここまで進んでいる、今日はここまで進めたい」と目視することで不安やストレスが軽減できた気がします。
そしてイベント参加は原稿制作以外にもやるべき事がたくさんあります。宿の予約、お品書きや値札の制作、設営備品の調達、web告知、釣銭の準備、よそいきの綺麗めな衣装確保(笑)など山積みでした。改めて「創作活動ってこんなに大変なのか…」と呆然としました。
それでもやってこられたのは、他でもない仲間の存在です。隣接のお願いに快く応じてくださった茜沢さんのおかげです。心強い仲間がいたことで、つらくても乗り越えられました。そしてコミティアに参加し、作品や創作仲間をリアルに感じることができ、モチベーションが上がりました。久しぶりのイベント参加でしたが、予想以上に方にお手に取ってもらえたので、十分な結果だったと思います。
さて次は9月3日のコミティア145に参加予定です。今回の反省点を踏まえ、もう少しクオリティアップを目指し、「新刊はこれです!」と胸を張って紹介できるものを作りたいです。今回果たせなかったフルカラーのイラスト本を頑張って出しますので、よろしくお願いします!
ここまでお読みいただきありがとうございます。コミティア面白そうだなあ…とソワソワしてきたあなた!まずは一般参加で会場の雰囲気を掴んでみて、それからサークル参加しても良いと思います。スタッフもサークルさんも優しい方ばかりで暖かく迎えてくれますので是非是非お越しください。
◆おまけ
写真で振り返る、2泊3日の東京小旅行記録
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大感謝!
茜沢らむさん