甘宮のチャンピオンズファイナルサイクル1参戦レポ(パイオニア緑信心)
初めまして甘宮和菓子です。
ラヴニカのギルドからMTGと出会い、現在はTwitch(https://www.twitch.tv/wagashi_amamiya)で配信したりしなかったりしてます。
今回は自分にとって初めての大型オフラインイベント「プレイヤーズコンベンション愛知2022」の「チャンピオンズカップファイナル サイクル1」に参加してきました。
思い出を形に残すため、自分の言語化能力向上のため記事を書かせていただきます。拙い文章だとは思いますが最後まで読んでいただけると嬉しいです。
使用デッキについて
緑単信心
パイオニアが始まってからずっと使っていた緑単を今回も使用。(そもそも他のデッキを持っていない)
別のデッキを握っても緑単で数年積み重ねてきた練度の差を数ヶ月で埋められるとは思えず、緑単以外を使うことを考えもしなかった。
各カードの採用理由
土地枚数
金魚や晴れる屋のデッキリストでは土地21枚が大多数だった。
実際自分もエリア予選までは21枚だった。
しかしエリア予選や練習で森が1枚足りずに悲しい思いをすることが多く、感想戦などで教えてもらったこともありそれからは土地は絶対22枚にしていた。
実際22枚にしてから森が足りないことは体感かなり減っていて、大正解だった。
またショックランドはアグロやイゼットフェニックスが相手のときに2点が痛く、サイドから白いカードも抜けてしまったためすべて抜いた。
《耐え抜くもの、母聖樹》はミラーやサイドからの《真髄の針》を割るために2枚、こちらは伝説の土地だが問題になることは殆どなかった。
フリースペースの選択
緑単の数少ないフリースペース枠には《日没を遅らせる者、テフェリー》を採用。
信心が少ないうちからコンボに入れたり、手札が寂しいときのリソース確保やプラスのライフゲインなど安定して活躍できたことが印象に残っていたため今回も使用。
ただ、ショックランドを抜いてしまった影響もあって《ニッサの誓い》が戦場に無い状態での素引きで悲しい思いをすることもあり、本戦でも1度最悪なトップデッキになってしまっていた。
サイドボード
本来は《ダークスティールの城塞》だが、《石の脳》の無限フィニッシュに自信を持てず揉めたりするのは嫌だったので念のため黒マナを確保できるこちらに。
シンプルに練習不足の結果なので絶対に城塞のほうが良い。
新カードその1
ほぼすべての緑信心使いが使っていたはず。早くも固定パーツ化してる。
コンボやイゼットフェニックス相手に使用して勝利に貢献してくれた。
新カードその2
《隕石ゴーレム》と入れ替わり、1マナの違いは特に気になることはなかった。
サイズ、トランプル、唱えたときに破壊、蘇生と1マナ違うだけなのに性能は段違いになった。
とくに蘇生がとても偉く、今回も1勝に貢献してくれた
新カードその3
あまり使用者は多くなかったが、MOでの練習でアグロやオーラ相手にありがたかったので採用。
一応今回もラクドスミッドレンジ相手に勝利に貢献してくれたが、他のカードでもなんとかなった説があり今後要検討。
新カードその4
デッキ登録締め切り直前にねじ込んだ。
これを入れることにより最速信心6でコンボがスタートする。
最初は新たにコンボを覚える時間がないからと採用を見送っていたが配信やDiscordグループでの協力もあり、これは強力だと採用を決定。
しかし残念ながら本番は1度も着地することはなかった。
1番の練習不足の被害者、もしかしたら出せる盤面などがあったかもしれない。
新カードその5
多分一番活躍した新カード。相手がサイドから《真髄の針》を使うようならメインボードに入れて使ったりもする。
ミラー相手のまずいファクトを割るも良し、アグロ相手の緊急回復に使っても良し。
採用しなかったカード
軽いウィッシュボードで持ってこれる攻撃的なカード。
こいつを持ってきたい場面をあまり体験しておらず、他のカード(特に《領事の旗艦、スカイソブリン》)で問題ないと判断して抜いた。
全流し枠
困ったときに流したいがどちらもタイムラグがあり、有効に使うことができなかったので不採用に。
《カーンの酒杯》はギリギリ間に合うことはあったのでメタによってはまた使うかもしれない。
貴重な軽量除去枠
白系の軽量除去を抜いてしまったので入れるか悩んだが、それならまたショックランドを入れて《ポータブル・ホール》を入れたほうが良さそうと判断。
軽量除去が欲しい場面がたまにあるので完全になくしたのは失敗だったかもしれない。
一番最後に抜けた枠
リソース確保、黒マナ生成と色々仕事はあったが最後に《森呼び自動機械》と入れ替わってしまった。
リソースが足りなくて欲しくなる盤面は何度かあったので、今後また入れることになるかもしれない。
サイドボーディング
15枚全てウィッシュボードのデッキではあるが、一応《真髄の針》を見たときには《機能不全ダニ》と《街並みの地ならし屋》を《日没を遅らせる者、テフェリー》2枚と交換していた。
ただミラーの経験値が殆どなくすべてのケースに当てはまるわけでもなさそうなので今後要検討。
大会結果
1回戦 ロータスコンボ 後手 ○○-
2回戦 アブザンパルヘリオン 先手 ✕○○
3回戦 イゼットフェニックス 先手 ○✕○
4回戦 グルール機体 後手 ✕✕-
5回戦 ラクドスミッドレンジ 後手 ✕○✕
6回戦 ラクドスミッドレンジ 後手 ✕○○
7回戦 ロータスコンボ 後手 ✕○✕
初日 4-3 66位 足切り
1回戦 ロータスコンボ
とにかく《大いなる創造者、カーン》着地を急げばなんとかなるマッチアップ。
デッキリスト公開制なこともあり、全力でマリガンするつもりでいたがどちらも初手大満足キープができるハンドに。
1ゲームは3ターン目に《減衰球》着地、2ゲーム目もお相手の3ターン目に《真髄の針》を《耐え抜くもの、母聖樹》で割って4ターン目に《減衰球》。
ひたすらブン回って勝利。
2回戦 アブザンパルヘリオン
最速パルヘリオンシュートさえ決められなければ概ね有利なマッチアップ。
1ゲーム目は1マリからカーンが来ずややゆるっとキープしてしまい殴りきられて敗北。
2ゲーム目はカーンを早期着地して墓地対策を2枚並べ万全の盤面に。《異界の進化》を打たれた際《大牙勢団の総長、脂牙》が来ると思って通したら《アルガイヴの盾、ミュレル》を持ってこられる。ミュレルの効果をしっかりと覚えておらず確認もしていなかったためスタック処理を失敗してはしまったがそれでも盤面が強かったため勝利。
3ゲーム目は相手が30枚ほどデッキを掘ったがキーカードが全く落ちずにその間に殴りきって勝利。
3回戦 イゼットフェニックス
やや不利なマッチアップ、今回相当数当たると思っていた。
1ゲーム目にダブマリしてしまうが、《ラノワールのエルフ》が生き残り2、3ターン目に《老樹林のトロール》5ターン目に《茨の騎兵》を叩きつけて古の緑単のパワーで殴りきった。
2ゲーム目はしっかりとマナクリを処理され、《大いなる創造者、カーン》も《収穫祭の襲撃》も引けない間にアドバンテージを稼がれて敗北。
3ゲーム目に《氷の中の存在》が裏返ってしまうが、その後の《収穫祭の襲撃》やウィッシュボードで持ってきた《街並みの地ならし屋》が大活躍。一度除去されてしまうが蘇生で殴りきって勝利。
このゲームがBIG MAGIC所属プロに勝利だったこともあり、このあたりから調子に乗り始める。頭の中はフィーチャーテーブルに座ることでいっぱい。
4回戦 グルールミッドレンジ
あまり練習できていない不安なマッチアップ。
1ゲーム目にお互い1マリから2ターン目に3点、3ターン目に7点食らい何もできずに敗北。
2ゲーム目は1マリからマナクリ3枚キープ、4マナ以降のゴールがなかったがダブマリするほどではないと判断してキープしたが結局何も引けず殴りきられて終了。
5回戦 ラクドスミッドレンジ
今回のトップメタ、もちろん練習はしていたが《苦難の影》の登場により以前のようにかなり有利なマッチアップとはいえなくなってきている。
1ゲーム目、速攻で攻め続けライフを2まで削るも《苦難の影》《黙示録、シェオルドレッド》が着地して、除去を絡めてじわじわとライフ差を戻されてしまう。結果最後まで押し切ることができず敗北。
2ゲーム目は相手のダブマリ&土地詰まりで勝利。
3ゲーム目は1ターン目のマナクリ、3ターン目のPWを除去で処理されてしまいもたもたしている間に《鏡割りの寓話》を3連打され、手札が一気に濃厚になった相手を止められず敗北。
6回戦 ラクドスミッドレンジ
ラクドス2連戦、ここで負けるともうあとがないので必死だった。
1ゲーム目、またしても《苦難の影》と《黙示録、シェオルドレッド》が並びドンドンと削られてしまう。突破できずに敗北。
2ゲーム目、マナクリが生き残り4ターン目に《茨の騎兵》着地。ブン回って勝利。
3ゲーム目、お相手がやや事故を起こしてもたもたしている間に《収穫祭の襲撃》を連打。最終的に《日没を遅らせる者、テフェリー》を絡めた無限コンボを決めることが出来て勝利。
7回戦 ロータスコンボ
勝てば2日目、負ければ終了と1番緊張したゲーム。
1ゲーム目、後手番だがなんとか《大いなる創造者、カーン》をキープ出来たがお相手のコンボが決まってしまい敗北。
2ゲーム目は逆にこちらが最速カーンから《睡蓮の原野》を《石の脳》で抜いて勝利。
3ゲーム目、なんとか最速カーンから《減衰球》を持ってくるがマナが足りずキャストできず。返しのターンでお相手のコンボが決まって敗北。
後から聞いた話では有名なMOプレイヤーの方だったらしく、とにかくコンボに入るまでの思考が早く、コンボに入ってからほとんど止まることなく使うカードを決めていく姿は本当に美しかった。
感想戦では完全に先手後手の差と言っていただいたが圧倒的な力量の差を感じた。
最終的には4勝3敗で66位
ギリギリラインに届かず初日落ちとなってしまった。
最終戦をIDできれば2日目に行けたがそもそもそんな考えは思いつかず、仮に誰かに教えてもらっていたとしてもPTを目指すために勝利数を稼ぎに行って散っていただろう…。
反省と今後について
練習・経験・知識がすべて不足していたのは間違いない。そういうわかりきったことは今後努力していくとして今後の自分の思考を変えていくための改善点を考えていく。
ある程度熟練のプレイヤーには当たり前のことかもしれないが今後の自分のために書き出していく。
「わからない」で終わらない
今回《森呼び自動機械》の存在は発売直後のリストから知っていたが、最終的にリスト入りが決まったのはギリギリになってからだった。
理由は「動かし方がよくわからない、残り期間で動かし方を覚えるより今のリストを洗練したほうが良さそう。」と早々に諦めていたため。
実際は周囲の協力してもらってではあるが、自分で0から動かし方を考えて盤面を動かしてやってみると3時間程度で理解はできるものだった。
デッキは間違いなく強化されたとは思うので検証時間が少なくてもとにかく一度試してみる、後回しにすると基本的にやらない人間なのでなにかあったらすぐやる癖をつけていく。
理由を明確にする
これは構築でもプレイでもだが私はなんとなくで動くことが結構ある。
《カーンの酒杯》と《ファイレクシアの門》をサイドボードに同居させていた時期も指摘されるまでは役割がそこそこかぶっていることに気がつけなかった。
またカーンからのウィッシュボードの際もやや思考停止で強力で今出せる重たいカードを選択しがちなので、なぜこのカードを持ってくるのか明確に理由付けしてから行動できるように今後練習していく。
座学に時間を使う・自分が使うデッキ以外に目を向ける
自分の使う緑単信心についてはかなり情報を集めていたが、それ以外についてはかなり勉強不足だった。
基本的にはひたすらデッキを回すことばかりやっていたため、例えばロータスコンボの《出現の根本原理》で持ってこられた3枚のうちどのカードを選択すれば勝利の可能性が高いかは自信を持って回答できなかった。
特にサイドボード後のゲームでは相手が何をサイドイン・アウトしてくるかなんとなくでしかわかっていなかった。このあたりをしっかりと事前に勉強できていれば戸惑うことも少なくなるだろう。
今回はリスト公開制ですべてのサイドボードがわかっていたためかなり助けられていたと思う。座学は空き時間にスマホで少しずつでもできるのでうまく時間を使っていきたい。
最後に
今回弱小プレイヤーの私が2日目参加の夢を見るまで勝ち進めたのは普段の配信でアドバイスをくれる視聴者の方々、地元の友人、Discordグループで最新情報などを教えてくれた皆さんのおかげです。
最高の体験をすることが出来ました。本当にありがとうございました。
今後はサイクル2のエリア予選突破、ファイナルでの2日目進出を目指して活動していきたいと思いますので引き続き応援やアドバイスをいただけると嬉しいです。
今後とも甘宮和菓子をよろしくお願いします!!
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