見出し画像

33万円で五十肩を克服!50代女性の体験談【後編】

この記事の続きです。
未読の方は、まずこちらからどうぞ。

手術

手術をすると決めたものの、人生初めての手術。
なので術式について、もらった資料で確認する。

手術そのものは日帰り。
太ももの付け根から血管にカテーテルを入れ、患部まで挿入する。
患部にたどり着いたら、抗生物質を入れてもやもや血管を潰す。
だいたい1時間くらいで終わり、1時間ほど回復室で安静にして、問題がなければ終了。

血管には痛覚がないので、手術中の痛みはなし。
ただ、カテーテルを入れた太ももの付け根が青あざになったりなど、副作用も0ではない。また、手術をしたからといって完全に治らない人もいるそうで、痛みが改善しない場合は返金保証もあった。

そうして手術の日を迎えるのであった。

手術当日

朝9時に予約したので、朝ごはんを食べずに向かう。
受付を済ませて、術着に着替えて歩いて手術室まで行って、自分で手術台に登る。

準備が済んだら、局所麻酔なんだけれど、左肩なのに右太ももで作業をするので、先生に聞いてみたら

「太い血管はおなかで交差してるので、右からでも大丈夫なんですよー」

なんと!そんなふうになってるんだ!

そして、血管のレントゲンを撮りながら、手術は進む。
自分でもモニターが見れるので、ボーーっと見ていた。

患部までたどり着いたら、抗生物質を流し入れる。
その瞬間は、少し熱くなる程度で、苦しかったり痛みは0。
そんなことを何回か繰り返して、手術は終了。

止血をして、回復室で1時間。
着替えて会計を済ませたあたりで、痛みが軽くなっているのを感じた。
 

なんとこの夜、久しぶりに痛みがなく、朝まで寝られたのだった。

ちなみに、一気に痛みがなくなったわけで無く
徐々に徐々に痛みは軽減。

2024年11月には相当回復したので、診察不要になった。
一応の卒業である。

ここで私が、血管カテーテル療法について感じたことを書いておこう。

運動器カテーテル治療について感じたこと

  • 何回も通院しない
    私が通ったのは初診、手術日、再診3回の計5回。
    遠方から通う場合でも、割と負担にならないな、と感じた。

  • 生活の制限がない
    あれもしてはいけない、これはしてはいけない、がなかった。
    あえて言われたことは手術当日は朝食を取らないでください、くらい。

  • 痛みは軽減された
    本当に当日から痛みはかなり軽減された。
    術前が10だとしたら術後6くらいまで一気に下がった。
    その後は徐々に痛みは減った。

  • 痛みは減ったが肩はゴリゴリ
    これは私が重度だったこともあるのだけれど、痛みはないけれど、肩甲骨の動きの悪さや張りはいまでもある。これは手術での治療部位ではなかったこと(手術は肩の前面だった)もあるし、運動やストレッチ不足だったことが理由。

    再診時に肩こりを注射で治療希望するかどうかの問診があったので、後で気になったら申し込もうと思っていた。今日現在まで、申し込んではいない。今は肩周りの可動域を増やすため、ピラティスにも通っている。

  • 術後の再発率が低い
    再発したらまた手術は嫌だなあと思っていたので、先生に聞いてみたところ、肩に極端に負担をかけなければ再発しないとのことだった。過去に再発した人は鉄棒をしたらしい。ぶら下がってたんかな、と思う。

  • 高い
    これは最新の治療法ということもあるんだけど、自費は痛い。医療保険は出る場合もあるらしいが、私は特約の関係で保険金は出なかった。ほんとこの治療法が保険適用になったら助かる人めっちゃおると思う。


実はこの治療法、五十肩や肩こりだけで無く、ヘパーデン結節や手根幹症候群、腱鞘炎や外反母趾などの慢性痛、テニス肘やスポーツで生じる痛みなどにも効果があるそう。

軽度なものなら、注射で治療終了になるものもある。
もしあなたが痛みで苦しんでいるなら、選択の1つに考えてみてもいいと思う。

私は33万円で手術をして五十肩とおさらばした。

お金は減ったが、自分の快適さに変換された感じだ。
毎日痛さに唸っていて夜も眠れず、パソコンのキーボードも打てず、音声入力していたことを思うと、本当に治療して良かったなと思う。

今、手術台の33万円が戻ってくるが、痛みも戻ってくる、と言われたら、即答で断る自信がある。

それくらい、私にはいい決断だったのだ。


私が受けたクリニックはこちら。東京や横浜にもあります。

ちなみに問い合わせたり手術を申し込んでも、私にマージンなどは一切入りません。

いいなと思ったら応援しよう!