雲部!vol,51 空中クラウドウォッチング
先日、生まれて初めてパラグライダーに乗りました。
天候よし、体調よし。風は適度にあり。
素人ながら絶好のパラグライダー日和だったかと思います。
初めてですので体験パラグライダーで、インストラクターさんとの二人乗りです。時間にしてわずか10分足らずではありましたが、「自分と同じ高さに雲がある!」ことが嬉しくてたまらず、乗りながら泣いてしまいそうでした。実際はもちろん雲の方が高いはずですが。
ちょうど前の日、24時間テレビで”推し”の芸人さんにサプライズで会えた女の子が嬉しくて泣きじゃくっていたのですが、ちょっとその気持ちがわかりました。
”推し”に間近で会えることがこんなに嬉しいとは。
さすがに乗りながらの撮影はできませんでした。写真は飛行前の山腹から自分や同行者が撮ったものです。それでも空中から雲を眺める雰囲気は出ています。
あらためて見ると積雲の間からやわらかい光芒がさしています。自分もまた光芒のなかにいたんだなあと思うと気持ちがふうわりとします。
思い描いていた乗り心地は、もっとびゅんびゅんして怖いのかも、と思っていましたがむしろゆったりとしたブランコのような感覚でした。タンデム用の機材に座椅子のように座ることができましたし、操縦はインストラクターさんがやってくれますので、恐怖感はまったくなかったです。
できることなら自分で操縦して、雲に会いに行きたい。
いまはそう思っています。
我ながらちょっとヘンなヤツだな、と思いますが、時間を気にせずにゆうらりと空に浮かび、心の中で雲と話がしたい。それが私の近い未来の夢です。