雲部!vol.40 冬の朝
こんにちは
最近の季節は、日中はあまり雲が出ないですね。やはり空気が乾燥しているからでしょうか。
ただ、朝方にはかなりダイナミックな雲が広がっていることが少なくありません。
寒い、とにかく寒い!のですが、目が覚めたらとりあえず空を見てみることにしています。すると思いがけなく美しい空に出会えるのです。
ここ1,2週間で撮った朝の雲をごらんください。
3枚目の写真は「幻日」と呼ばれる光学現象です。夕方の幻日は見たことがあるのですが、朝は初めてだったのでちょっと興奮しました。
朝、7時台ごろまでは、結構色々な雲が顔を出しています。
日中お出かけになる方や、そのご家族は忙しい時間帯かもしれませんね。私は最近は6時前に起きてあれこれ家事を済ませ、雲をゆっくり見る時間を15分くらいはとれるようにしています。
冬の早起き、いかがでしょうか。
さて、最近またひとつ雲にまつわる本を見つけました。
『日本のことばずかん そら』神永 曉 監修 講談社
正確には空にまつわる言葉の本です。雨、月、雲などを表す様々な日本語が、古来の詩歌や芸術作品、美しい写真と共に紹介されています。
私はこの本で、万葉集に収められていた次の歌に出会いました。
天の海に
雲の波立ち
月の船
星の林に
漕ぎ隠る見ゆ
(柿本人麻呂)
なんだかファンタジー小説の冒頭にでも掲げられていそうな一節ですで、とても新鮮でした。雲部のvol.1でも取り上げましたが、雲の言葉の広がり、その雄大さにも感じ入るばかりです。