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嬉しいニュース
昨年の夏、ホスピスに入院していた大切な友人が逝ってしまった。
日本にいた彼女、フランスにいた私、コロナ禍で渡航できなかった三年間、会うことはできず、再会の願いも叶うことはなかった。今も尚、心に空白を抱えたままでいる。
彼女の訃報を受けた後の記事↓
そんな私に、嬉しいニュースが届けられた。
彼女の愛娘が、この4月からフランス駐在となったのだ。しかも、私の街から電車で40分ほどの街に暮らし始めた。時間ができたら、私に会いにきてくれると言う。まるで、友人の魂を一緒に連れてきてくれたようで、気持ちが温かくなり、涙が滲んだ。
私は友人の不在を受け入れられないでいる。頭では理解しているものの、心が拒否しているようだ。
「時間が合わなくて、なかなか会えないねぇ」と、再会を先延ばしにしているだけのような気がする。いつか必ず会える。そう信じている。