乳がんの記録 ~退院
乳がんで右乳房全摘出の手術を受けた妹。
だいたい10日間くらいの入院と事前に言われていました。
術後は手術部分辺りから血などの液体が漏れ出てくるので、それを垂れ流すための管と袋を入れたポシェットを首から提げて入院生活を送っていました。
その漏れ出てきているものに血が混じらないようになれば退院。
順調に血の量が減って、10日目の退院が決まりました。
一応毎日様子を見に行ってましたが、日に日に元気になっていると感じます。
室内で動画を見ながら歩いたり、紹介されたリハビリ体操をやったり、退院に向けて着々と準備もしていました。
入院中、天候は荒れることが多く、窓から雷が何度も見えてたとのこと。
また、「どこのかわからないけど、花火大会も見えた!」とLINEがきました。
病室はエアコン完備で快適。
ごはんも、ある意味、上げ膳据え膳。
部屋の掃除も毎日来てくれるとのこと。
この生活も10日間で終わり・・・
退院の日は私が迎えに行きました。
入院していた部屋のフロアの待合所で待っていたら、予定時間に海外旅行用のスーツケースと貴重品などが入ったトートバッグを抱えて姿を表しました。
看護師さんに挨拶することもなく、なんだかあっけない退院となりました。
暑さ、荷物の都合で、タクシーで自宅に帰宅。
右半身は違和感があったり、重たい物を持てなかったり、ドアを開けにくかったり、ちょっと不自由そう。
でも、なにより、たどり着いた自室がむちゃくちゃ暑くって、驚いてました。
その日の夜。
実家から弟が車できてくれて、これから1ケ月を休職期間として実家で過ごすことに。
母がまだ元気に家事をしているので、その下で体調を整えることにしました。
こういう時に頼れる家族がいることって本当にありがたい!としみじみ感じ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。