勇気は魔法 #仕事の心がけ

2005年に放送された魔法戦隊マジレンジャー、そのテーマが「勇気は魔法になる!」でした。

五人のきょうだいと一人の教師が、怖じ気づくような状況にあっても勇気を出して一歩踏み出すことで新たな魔法を手に入れて状況を打開してゆく。

さて、仕事において現状多くの要素を担っているコミュニケーションをわたしはとにかく苦手としている。
どのくらい苦手かと言うと大学入学後に新しい大学という社会に馴染めず引きこもりとなり単位が足りずに中退したくらいには苦手。

現在、仕事の種類として事務と社内営業的なことをしているんだけども、この社内営業的な部分においてコミュニケーションの比重がとても大きい。
ただでさえ忙しい人に、更になんらかの負担を求めなければいけない。
もちろん今後のメリットがあったり、それをしていかなければならない理由があったりするから提案をしているわけだけれど、当然一緒にやっていきましょうよという話をするわけだけれど、どうしたって相手の仕事を増やすわけだから気が重い。

罵詈雑言が帰ってくるかもしれない、冷淡に断られるかもしれない、わたしが気づいていない視点で穴を指摘されてしどろもどろになるかもしれない。
そういう想像が重石になってアポを取る電話やメールを躊躇する。
時間が経てば経つほど不安は雪だるま式に大きくなることはわかっているから、ええい、ままよ!と壁にぶち当たって痛い思いをする未来を想像しつつ相手のところへ行って話をする。

全部が全部うまくいくわけもないけど、意外と自分が想像していたほど悪くならなかったりする。
むしろ協力してもらってより良く踏み込めたり、更に周りを巻き込めたりする。

そんなときに「勇気は魔法」という言葉の真実味を噛み締める。
するすると話が先に進んでゆく様は、ちょっと現実味がなくて本当に魔法の力なのかなと思ったりもする。

マジレンジャーの5人も勇気と無謀を履き違えて失敗したり、魔法だけに頼って失敗したりすることもあった。
だけど自らが悩み考えた末に最早道がそれしか残されていない、壁は見えているがそれにぶち当たって跳ね返されてもいい、そういう状況で絞り出す勇気は魔法になることがある。

「勇気は魔法」、小さな言葉だけれどコミュニケーションに怯える自分の最後の拠り所になってくれる言葉を、いつも心の片隅に置いている。

#仕事の心がけ

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