不要不急のタロ人会
ここ何年かで、ささやかにハマっているものの一つに落語があります。
「落語って、知ってるよ、笑点でおじさんたちがワイワイやってるやつ!」ーそれは大喜利ですね。
落語は、おじさんが(たまにおばさんもいるけど)一人で喋る芸能。
大喜利は司会と答える人と数人いないと成立しませんが、落語は一人で完結します。一人ですから、密になりようがありません。演者に優しい芸能ですね。
というわけで、この日は好きな噺家さんの一人である三遊亭鬼丸師匠の独演会「タロ人会」に行ってきました。
鬼丸師匠はNack5でゴゴモンズのパーソナリティも勤めてるから、みんな聴いてな!
そんな師匠の落語は今年の2月に見たきりなので…9ヶ月ぶりですな。
18時以降の周辺は閑散としてるね。
プログラム。
ソーシャルディスタンスで内幸町ホールは定員を半分に減らしているのですが220部刷ってしまったそうです。
感謝に溢れてる…
彩の国落語大賞記念のてぬぐい!!
コロナさえなきゃあね、鬼丸さん今年は相当イケてたはずなんだよ。
演目は二席。
「ちきり伊勢屋」と「錦の袈裟」。
初めて聞く噺でしたがどちらも面白かった(相変わらず落語初心者)!「ネタに自信がない」みたいな匂わせをしてた師匠だけど、なんかこう、気合が入ってるって感じがしたな。
特に一席目のちきり伊勢屋なんかは、気持ちがささくれ立ちそうなこの御時世に聴くと、心がほっこりするいい話だったね。
マクラ含め50分の大ボリュームだったけど、もっと聴いていたかった。
そして本日のゲストは、林家楽一師匠の紙切り。
僭越ながら、リクエストを出させていただきました。
「ウーバーイーツ」。
我ながら素っ頓狂なお題を思いついたもんだ。
紙切りのお土産をいただくのは初めてなので、とても良い記念になりました。
落語って、観に行かなきゃいけないもんじゃないし、それこそ今は配信なんかも充実しててお家でも楽しむことができるけど…
そこは映画や音楽と一緒でさ、やっぱ生が一番よいのよ、エンタメって。
なんと21年目を迎える(!)タロ人会、次回は4月ですよ。
その頃には、コロナ収束、とまでは行かずとも、だいぶ落ち着いててくれるといいなぁ。