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新春プラモを飛ばしてもいいじゃない
それでは皆様明けまして。
ここは私が明けまして。
いえいえ私が明けまして。
どのような年明けをお過ごしでしたか。
僕はプラモ作って寝てました。
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KAT-TUNの亀梨くんカッコよかった
これなん、試製烈風。
年末年始の実家帰りでヒマを持て余さないように持っていったやつです。
サボイアを組んだとき、それはそれはパーツ成形の精度の良さに感動したファインモールドでしたので、この烈風もサクサク組めると思いきや、そんなことはありませんでした。
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年代的に昔のキットだったのでしょうか。バリ取りやパーツのすり合わせなど、細かい作業が続き、だいぶ疲れる組み立てになりました。
主翼裏の着陸脚はかなり繊細な組み立てを求められそうだったので、早々に諦めて飛行状態へ切り替え。
ただカバーの合いも悪く、そのうえ根本のカバーを紛失してしまうというポカ。マジか。
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さて色塗り。パッケージの烈風が黄金バットみたいな色だったので金色(シタデルのリトリビュートアーマーという赤みの強いやつ)に塗りたくりました。
カウルを黒に塗ったのはゼロ戦リスペクトです。
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筆ムラは味ということにしておいて。
シタデルカラーはほぼ無臭なうえ、水道水で希釈、筆洗いができるので、後期高齢者の父、前期高齢者の母がいる居間でも気にせずバリバリ塗ることができます。
隠蔽力は高いんだけど、パーツへの食いつきはやや弱いので、ホントは足付けをしてあげるといいんだけどね(今回はサボった)。
ゆく年くる年。
おひたしめでたし。
翌朝の元日は、珍しく初日の出を拝みに行きました。
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僕の地元は盆地(市の周囲を山がぐるりと囲んでいる)ので、山の高さ分だけ、日の出が遅くなります。
さえぎるものがない海抜ゼロメートルの平らな所だと、7時前にはご来光ですが…
標高200メートル+山のこちらは、さらに30分待たないとオヒサマコンニチワしてきてくれません。
コンビニも自販機もない、クソ田舎のクソさみー中、待つこと数十分間。明るさのピークを迎えた稜線から、太陽が差し込みます。
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朝日に目を細める父を横目に、僕はゆうべの大晦日、金色に塗りたくったアイツを飛ばします。「ぶーん!」と叫びながら(実話)。
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金に塗った烈風の、翼に反射する初日の出が美しい。成型色で満足しなくってよかった!
おもちゃの飛行機を飛ばしならシャッターを切る僕に呆れながらも、写真を見せたら「なかなかいいんじゃない」と言ってくれる父は、まぁまぁロマンを分かってくれてると思いました。
さーて、2022年、寅年。
どんな年になるかな。トラだけにティーガーのプラモでも組みたいな。
明けましておめでとうございました。