気持ちと振る舞いが一致したことで、家族と普通に関われるようになってきた
ここ半年、父と兄に対して、つい当たりが強くなっていました。
でもそれが少し、和らいできた感覚があります。
本心を抑え込んで表面的に関わっていた状態から、少しずつ本当の気持ちで関わることができるようになってきたのかもしれません。
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かつての私は、自分の家族を「いい家族」だと思っていました。
ここで言う「いい家族」とは、平和で仲がいいというようなイメージです。
実際、言い合いになったり険悪なムードになることはなく、平穏な日々を送っていました。
でも過去を振り返り、自分の気持ちを思い出すうちに、家族に対して感じていたことを抑え込んでいたということに気づきました。
本当は「うざい」「むかつく」といった気持ちがあったのに、それを封印していた感覚です。
「家族に対してそんなことを思ってはいけない」
そう思っていました。
そしてなぜそう思っていたかといえば、
「この気持ちを認めてしまったら、家族が壊れてしまう」
そんなふうに思っていたのかもしれません。
でも、自分の気持ちが偽りだったことに気づき、それまでと同じようには振る舞えなくなりました。
蓋が開いたからには、出てきたものと向き合おう。
そう思い、自分が抑え込んできた気持ちに目を向けてみたら、まあすごい。
一時期は、父や兄に対する憎しみが溢れ出てきていたので、彼らのどんな言動すらも不快に感じ、当たりが強くなっていました。
向こうからしたら、原因に心当たりがないのにただただ不機嫌に対応されるのだから、困ったと思います。
私も「申し訳ないな」とか、「このままじゃだめなんじゃないか」と思うときもあったけれど、それでまた機嫌のいい演技をして関わったのでは、これまでとなにも変わらない。
それどころか、これまで以上に自分に失礼な態度だと思ったから、「これは必要な過程だから許して〜」と心の中でつぶやき、割り切ることにしました。
それからは、話したくないときは距離をとったり、むかついたときは表情や言葉で表明するようになりました。
自分が感じたこと(内側)と行動(外側)が一致するようになってきました。
今までいかに内側と外側がずれていたかを思い知りました。
ずれが小さくなったことで、反対に普通に関わることができるようになりました。
すべてに対して反発することも、無理に明るく振る舞うこともなく、シンプルに、ただ淡々と、聞かれたことに答えるだけ。
面白いと思えば笑うし、不快だと思えば笑わない。その場から離れる。
そんな関わり方に変わってきました。
といいつつ、今も若干「相手に合わせている感」があるなとも感じています。
でもまあ家族に限らず、人とのコミュニケーションは相手ありきなわけだから、100%自分を貫くというのも違う気がします。
自分の本心とどれくらいずれがあるかをその都度自覚できていることが大事なのかもしれません。
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憎しみが溢れているときはしんどかったけれど、それを経たことで、間違いなく変化してきました。
これからも家族との関わりを模索していきます。
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