兄に言ってやりたいことが、言葉にできない
久々に兄にイライラしています。
昨日今日と私に放たれた言葉にデリカシーがなかったのと、家の中ではなんでも自分の思い通りになると思い込んでいるような態度に腹が立ち、今回は飲み込まずに言うことにしました。
今まではイラっとしても何も言えずにいましたが、嫌なことは言わないと伝わらないと思うようになったのと、今日は言わないと気が済まない感じだったので。
言い方やタイミングを配慮する気にもならず、兄の部屋に行きぶっきらぼうに「⚪︎⚪︎って言われるの不快なのでやめてください」とだけ言いました。
私にとっては、これを兄に伝えるのはとても勇気がいることです。
言ったあと、少し鼓動が早くなっていました。
少しして兄がやってきて、
「作業してるときに不快って言われるのも不快なので、言い方には気をつけてほしいです」
と言われました。
なんか、その瞬間はよくわからなかったけれど、1人になった途端に涙が出てきて、怒りや憎しみ、やるせなさなどが溢れてきました。
これを読むだけでは、私がどうしてそこまで怒っているのかわからないと思います。
正直、私も戸惑っています。
今回のやりとりだけに対する感情ではなく、生まれてから今日までの、積もり積もったものが爆発しているんだと思います。
私は兄に言いたいことをずっと言えてこなくて、ようやく今日勇気を振り絞って言ったのに、一瞬で上書きされてしまった。
少しでも兄を責めたくてボールを投げたのに、すぐに投げ返されてしまった。ボールが私のもとに返ってきてしまった。
兄だけを悪者にしたかったのに、私も悪者にされたような感覚。
ずっとずっと我慢してきた。兄に合わせて、振り回されて、機嫌を伺う人生だった。
幼い頃から母は兄で手一杯で、私は手がかからないからって放っておかれた。
小さい頃は、言葉で傷つけられ、恐怖で支配された。また怖い思いをするんじゃないかってビクビクしてた。
兄が学校に行かなくなってからは、いろんな場面で気を遣った。我が家では「お兄ちゃんが最優先」が当たり前の認識になっていた。
大人になって多少気を遣えるようになったのか、私に優しい言葉をかけたりするようになった。
兄なりに頑張っていることも知り、すっかり記憶を改竄していたけれど。
本当は私、兄のせいでたくさん我慢した。たくさん傷ついた。今でも兄に対する恐怖心は消えない。
言わないでいた言葉や、蓋をしてきた気持ちがありすぎて、どれから言葉にすればいいか分からない。今さら言葉にできるのかもわからない。
時折溢れ出す憎悪を、汚い言葉で紙に書き殴ることでしか外に出せずにいる。
私がなんで泣いているのか、母は多分わかっていない。聞いてこないし、話してもどうせ伝わらないと思ってしまう。
本当はわかってほしいのに、そのための努力を諦めている。
兄も母も父も。家族の誰も私の気持ちを知らない。知ろうとしてくれない。みんな自分の話ばかりする。人の話は聞かない。この家に私の居場所はない。あるのは表面的なコミュニケーションだけ。
嫌になる。
思ってること全部言えちゃえばいいのに。