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なにもわからない【自分観察日記】
昨日の夜から、たくさん泣いている。
今回は怒りに満ちた涙ではなく、自分の奥の方にある空洞に気づいて、不安や寂しさに襲われた、という感じだろうか。
底の見えない穴を覗いているような、暗闇の中でなにも手に届かないような、心細さ。
私は、人との関係の作り方が下手なのだと思う。
表面的には上手く関われてしまうから、これまで問題にならなかった。でも、薄々気づいていた。
土台のないところに築いた関係は常に危うさをともなっていて、いつか壊れるとわかっているから、心の準備をしておく。
深く傷つかないように、小さな傷で済むように。
誰かに本気で助けを求めたり、寄りかかることができない。怖いから。そんなことをして大丈夫なのかわからないから。
それはもとを辿ると、小さい頃から母にそうしてこなかったからだと思う。
兄で苦労する母に負担をかけないことが自分の役割で、甘えるとか安心するとか、できなかったんだろうな。
「もっと頼っていいのに」
「ゆめは頼るのが下手だよね」
部活などで、これまでたくさん言われてきた。
今になってようやく、その本当の意味が少しだけわかったような気がする。
自分の中にある、どうしようもないほどの空洞。
なくすことができるのか、共に生きるしかないのか。
苦しいけれど、ここを乗り越えないと一生同じことを繰り返すことはわかる。
なにがなんでも、乗り越えたい。
空洞との付き合い方を知りたい。
自分がなにを感じているのか、わかるようになりたい。