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【暮らしの工夫】徹底的に吟味してから買ってみる

今日は、とても気に入った鞄をお迎えしました!

「これでもか」というほど時間をかけて考えた末、値段は少し高いけれど、心の底から欲しいと思えるものを買うことにしたのですが、結果的に気持ちがすごく満たされているので、いい選択ができました!


実は2年ほど前から、イベントスタッフをやる際にちょうどいい小さな鞄が欲しいと思っていました。

基本的に荷物は別室に置いておくので、資料やハンカチなど、最低限の物だけを持ち歩けるようにしたくて。

一応、大学生の頃にアウトレットで買ったものはあって、実用性だけで考えたらそれで充分なんです。

でも、デザインが今の私の好みとはかけ離れていて、どうしてもテンションが上がらない。それどころか、むしろ下がってしまうんです。


買わなくてもなんとかなるのに新しいものを買うのは気が引ける…

でも、テンションが下がるものを使い続けるのは果たしてどうなんだろう…

持っているものに手を加えて、今の私の好みに近づけてみる?


こんなことを延々と考え続け、毎回なんともいえない感情になりながらスタッフをやっていたのですが、今度こそ結論を出そう!と思い、お店を見てみることにしました。

私の中での判断基準というか、考えていたことはこんな感じです↓

①大量生産のものは大量廃棄も伴うから、なるべく買わないようにしたい

作り手の想い生産背景がなるべく見えるものを迎えたい

③デザインや素材が少しでも気に入らないのなら、どれだけ安くても買わない(手放すのも大変だから)

④でもスタッフをやるときに使うものだから、安くてガシガシ使えるものがいいかも

序盤に見たお店で、①②③をクリアした最高に心ときめく鞄と出会いました(結果的にお迎えしたもの)。

ただ④だけは迷いがあったので、割り切って大量生産品に頼ろうかなと別のお店を見てみたり、中古品を扱うお店を見てみたり…いっそ手作りしようかなと、手芸屋さんでかなりの時間悩んだりもしました。


たった一つの鞄を買うために、しかも買わなくてもなんとかなるもののためにこんなに時間をかけていいのだろうか?という気持ちもありましたが、むしろ現代は買う決断が軽くなりすぎているのかもしれないと思いました。

「安いからとりあえず買ってみて、気に入らなければ捨てればいい。」

そんな感覚が当たり前になっている気がしますが、物がたくさんなかった時代や、安く手に入らなかった時代は、自分で作ってみたり、やり方を工夫して解決したり…

色々試したうえでどうしても必要なら買っていたんじゃないかなと。


今回、時間をかけてとことん吟味してみて、手に入れるまでの時間ものを大切にする心を育てるのだと感じました。

そして、「安いからこれでいいや」という気持ちで迎えたときと、「これがいい!気に入った!!」という気持ちで迎えたときとでは、嬉しさが全然違うこともわかりました。

(お店から出るとき、あまりの嬉しさにニヤニヤしてしまいました!)


この鞄を使うたびに「これにして良かったなぁ」と嬉しい気持ちになることが容易に想像できます。

買った瞬間だけじゃなく、そのあともずっと自分のテンションを上げてくれると思うと、今日払った金額はむしろ安くすら思えてきました。

妥協せず、心から欲しいと思うものを選んで良かった!大切にしていこうと思います!

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