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『aftersun/アフターサン』の余韻に浸る
映画『aftersun/アフターサン』を観ました。
以前映画館でフライヤーに一目惚れし、何度も家で眺めていました。
ずっと観れずにいたのですが、Amazon primeでついに観ることができて。
フライヤー同様「あ、好き」と感じる映像でした。
この作品を通して一番残っているのは、
親のことだってわからない
ということです。
11歳のソフィが父親とふたりきりで過ごした夏休みを、その20年後、父と同じ年齢になった彼女の視点で綴る『aftersun/アフターサン』。
娘が、父との思い出を振り返りながら、父を知ろうとします。
けれど、同じ年齢になろうと、わからないことも当然ある。
映画の中で父親は、娘に対して愛情を持って接している反面、見えないところで苦しんでいました。
当時の娘の記憶には、苦しむ父の様子は残っていないだろうし、今さら知ることもない。
あのときなにに悩み、なにに苦しんでいたのか。
それを知ることは、本人から聞く以外、ほぼ不可能だと思います。
自分は父の、母の、なにを知っているんだろう。
過去の話はたまに聞くからなんとなく知った気になっているけれど、聞いたことのない部分を想像してみても全然わからなくて。
父と母がなにを感じて生きてきたのか。
本人から聞けるうちに、聞いてみたいと思いました。
美しい映像と、淡々とした展開。
そして、長く続く余韻。
時間を空けて、何度も観たいと思う作品でした。
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