母の性格は父の影響が大きいのかも
今日も引き続き、カサンドラ症候群に関する本を読んでいました。
その中で、母に重なるかもしれない内容を見つけました。
アスペルガーの夫に対して合理的・論理的な説明を心がけていくうちに、妻もまた物事を合理的に考えるようになるケースがあるようです。
これを読んで、少しだけ母のことが立体的に見えるようになりました。
なぜかというと、唯一情緒的な関わりができると思っていた母も、よく観察するとそんなに感情に重きを置いていないのかもしれない、とわかってきたからです。
母はもともとそうだったのか、それとも父と長年連れ添ってきたことで後天的にそうなったのか?
そのあたりを考えていたところだったので、上記の内容はとても興味深いものでした。
カサンドラ症候群について知れば知るほど、ケロッとしている母が不思議に思えます。母はカサンドラにならなかったのだろうか?そうだとしたらそれはなぜなのか?
父母兄3人の関係は、私の理解が及ばない絶妙なバランスで保たれているように見えます。
私が母の立場だったらそうはなっていないだろうから、ここに母を知るヒントがあるんだろうなと。
今でこそケロッとしているけれど、過去を振り返ると、なかなかしんどい想いをしていた頃もあるようです。私は小さかったのであまり覚えていませんが…(私との情緒的な関わりが当時の母を支えていたのかも、なんて考えて、ひとり目頭を熱くしています。)
考えたところで結局確かなことはわからないのですが、自分と向き合っているうちに、家族それぞれの人生についても深く知りたいと思うようになりました。
母が新しいことにあまり興味や関心を示さないのも、友人関係に積極的じゃないのも、もしかしたら物事を合理的に考えているからかもしれません。
やってみたいことがあっても「今さらやったところでなににもならないし」というような諦めが滲み出るのは、無駄だと思えることに価値を見出せなくなっているからかもしれません。
それが母の考えなのね、とも思いつつ、どこか窮屈そうに見える部分もあるから、少しずつ、一緒に無駄を楽しめたらいいななどと思いました。
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