劇場版 うたの☆プリンスさま♪ マジLOVEキングダム 感想
今更ながら見ました。すごい良かったです。ファンへのご褒美映画としてこれ以上の作品はあるんだろうか。
近場の映画館へ見に行こうとすると見やすい回は大体席が埋まっていて、人気があるんだなあとぼんやりしているうちに、劇場公開が終わってしまったマジLOVEキングダム。友人のうたぷり勢から「円盤がたくさんあるので」とお声がけいただいたので、有難く受け取りました。それにしても、当人にも言ってしまったんだけど、円盤がたくさんあるってどういうことなんだろう。
ちなみに、ゲームはRepeatのみプレイ。アニメはマジLOVEレボリューションズまで視聴済みです。HEAVENSの人たちはちょっとふわっとした認識しかないくらいの人間です。
映画全体への感想
ライブ映画だという話は事前にしっていたのですが、ほんとに100分間丸々ステージの上しか映らない。すごい。二次元のアイドルコンテンツに住んでる人間は全員「推しが活き活きとライブしているところが見たい」と願っていると思うのですが、それを完全に実現している。創作物に出てくるライブシーンって物語の中に組み込まれていることがほとんどだから、一部しか描写されなかったり、途中で中断したり、バックステージのシーンが挟まったりすることが多いんだけど、この映画ではまったくない。すごい。オタクが見たかったものを完全に叶えている。自ジャンルでもやってくれないかなあ。
キャラクターの描写もすごく良くて、私はちょっとアニメから離れていた期間のあるオタクだから特にそう感じるのかもしれないけれど、「観客の前で柔らかく微笑むトキヤ」とか「MCで詰まってしまった後輩のフォローをする真斗」とか著しい成長を感じました……。1期の頃の彼らには絶対出来なかったであろうことが出来るようになっているし、それに違和感を持たせない説得力。これまで積み上げてきた描写が物を言うなあと思いました。
あと、「可愛い楽曲のパフォーマンスを出来るようになった翔」と「観客の前で愚民という言葉を使うようになったカミュ」。この描写は「本来の自分から離れた表現を受け入れられるようになった」と「本来の自分をファンの前に出せるようになった」ことの表現なので対照的なんだけど、どちらも根底には「アイドルがファンを信頼できるようになった」ことがあるんじゃないかなあと思う。相手のことを信頼しているから「パフォーマンスの一環として、かわいらしい振る舞いをしても誤解されることはない」「素の自分を出しても嫌われることはない」と思えるようになったんじゃないかなあ。いや、アイドルコンテンツとしてこんな誠実な描写あります!? すごい。アイドルのキャラ変をこんなに穏やかな気持ちで受け入れられることなんてそうそう無いですよ。
いや、総じてこんないい映画をなんで劇場で見なかったんだろうという気持ちが強いです。映画館の大きなスクリーンと良い音響設備で見たらヤバかっただろうなあ……。どこかもう一回放映してくれないかなあ……。あとHEAVENSの子たちが普通に気になったからアニメを見て勉強しよう。
各曲の感想
以下、全部オタクの譫言です。
ファンタジック☆プレリュード
・そんなかっこいい数の数え方ある?
・なるほどうた☆プリ世界のアイドルはワイヤーなんか無くったって余裕で高いところから飛び降りられるんですね!(フラグ)
・「虹をかけ橋にして~」の振り付け、歌詞と合っていて大変良い
THE WORD IS MINE
・剣を振り回す演出、絶妙に治安が悪そうで大変カルナイっぽい
・うた☆プリはほんと藍ちゃんに「愛」って歌詞振るの好きだなあ
・使ってる剣細いし、リハで折っちゃったりしただろうなあ
・雷バリバリ演出現実だと難しそうだしこういうアニメ特有の演習良い
GIRA×2★SEVEN
・ワイヤーだ!? なんで!? スタリはなかったのに!?
・HEAVENSのことよく知らないんだけど、スタリやカルナイと比べるとちょっとセクシャル?な感じの振りが多い(ような気がするだけかもしれない) こういう差別化はいいなあ
・瑛二くんとかナギくんみたいな可愛い顔の子がこの曲の振りやるのちょっと土器っとする
M1
・一ノ瀬トキヤお前お客さんの前でそんな柔らかい笑い方が出来るようになったのか年月が流れている……
・あーーー「マイボーイ」の下りやり直させてくれる寿礼二すごい優しい最高推せる
・猫を被ってるカミュさんすごく好き
・瑛一くん緑川光の有効活用って感じだ。調子乗っててテンション高めなキャラは珍しい気がするけどすごく嵌ってる
・もしかして日向先生の弟なの!?
Up-Down-Up!
・前奏の最初の手だけ映るカットとても美味しい手フェチなので
・何故お姫様抱っこ!?
・「かわいさずるい」って歌詞を藍ちゃんに振った人天才か?
エゴイスティック
・何故、何故令和にもなってこんな昭和の腐女子が考えたみたいなセットを……
・那月くんほんとお歌が上手ですね
・これ現地で見たら腹筋丸出し衣装かと思ってめちゃくちゃ焦ると思うし悲鳴を上げてしまう
・檻がガシャーン!ってなるとこ、構造強度とかそういうあれで地味に現実でやるのは難しそう
Feather in the hand
・花道にCGとかライティング凝ってるの、天空席の人まで楽しめる様にっていうドーム会場特有の演出意図を感じてとても良い
・よく考えると大空を歌った曲で水の演出入るのようわからんけど、イケメンに水は合うというこの世の真理があるので無問題です
・圧倒的な清涼感と清潔感。すごい。
相愛トロイメライ
・私しってる。ドルオタはこういうよく分からない世界観の演出が好き。
・爪痕を~の振りかわいいのにカッコいい。すごい
・そのユリ、ひかるの!?
Colorfully☆Spark
・翔ちゃんこういう曲が歌えるようになったんだね……すごい……
・シオンくんこの曲で大丈夫か??無表情がちょっとシュールで癖になるな
・風船がふわふわしてる演出すごいかわいい
・最後シオンくんちょっとだけ微笑んでるのすごいかわいい
カレイドスコープ
・ローラースケートはアイドルの基本ですよね!
・地味にあの☆の飾り、全曲からの使い回しだったりするのかなあ……スタッフの工夫が見える
・メタい見方だけど、音也から始まったユニットコーナーがトキヤで終わるの大変エモいな
MC2
・照れてるヴァンくんぐにゃぐにゃしててかわいい
・自分でやらない振り付けを指図する藍ちゃん最高に藍ちゃん
・練習中怪我しなかった?大丈夫?
・なんかV系っぽい演出だなあと思ったら発案蘭丸さんか
・「ロックとロックをかけているのか」wwwww
・相対的に蘭丸先輩が常識人に見えている
・大きな影におびえている~はアニメを受けての伏線なんだろうか
・エゴイスティックのポーズ
・瑛二くん、顔立ちがちょっと地味な印象だけど、こう、濃い人が多いからすごい箸休め的な良さを感じる、グループに居るからこそ良さが引き立つタイプというか
・聖川真斗、そんな上手に後輩のフォローに回れるようになったのすごい。成長を感じる。
・嶺二とレンは常識人枠だと思ってたんだけど別にそんなことは無いのかもしれない
・歌より練習した~からの二人の表情大変良い
・ナギくんと翔ちゃんのMCは安定感がありますね。
・コーレス楽しかったよーーー!
・「たまには可愛いのも悪くない」「すっげえ楽しかった」って言葉が翔ちゃんの口から出る意味よ
・あの魔法のようなボードはほんとうに何だったんです……?
・「本番が一番上手に出来た」っていうの最高にアイドル
・セシルから「あなたちが宝物です」って言われると、本当に自分たちが宝物なんじゃないかと思えるんだよ。言葉が誠実な子だなあ
愛を捧げよ~the secret Shangri-la~
・瑛一だけソロで「愛を捧げよ」なの満を持してって感じだしラスボス館が強くて興奮する
・単純に曲調がめちゃくちゃ好き。あとショートマントっぽい腰のひらひら。好き
FLY TO THE FUTURE
・歌い出しのカミュと蘭丸のデュエットがべらぼうに気持ちいい
・「歯車がかみ合う」演出をカルナイに振った人、天才。よく分かってる
・HEAVENSは振りもフォーメーションもガチガチに固めて魅せるかんじのパフォーマンスだったけど、カルナイは各々の個性に任せて動きをふわっとしか決めてないのかな? いや、めちゃくちゃ面白いな
ウルトラブラスト
・シンメがアップになっていくシーン、これぞうた☆プリって感じだ。丁寧に積み上げられてきた絆を感じる。
・炎がばしゅばしゅ上がるのすごいテンション上がる。かっこいい
・歌詞が良すぎる
・ファンへの愛や感謝を歌いつ続けてきたグループが、最後に残すのが「燃えるような夢を」なんですね……すごいジャンルだ……
MC3
・MC3に限らず、全員でちゃんと喋ってファンへの感謝を伝えようというお手本のようなMCですね。全体的にもうちょっとわちゃわちゃ感も欲しかった気がする
・「ファンのおかげで歌い続けられる」とか言ってもらえたら本当にファン冥利に尽きますよね。「ファンのみんなが胸を張れるような自分たちで居たい」とか……こう、良いグループだなあ……推してて楽しいだろうなあ……
・個性の強さを売りにしたグループって、仲良くなりすぎたせいで個性が潰れてしまうみたいなこともままあると思うんだけど、カルナイは良い方向性を作り上げることが出来たよね。カルナイに付いていきます!
・スタリはいつも7人で高みに上っていく姿を見せてくれる。推しの成長する姿が見れるのはドルオタの幸福ですよ。永遠なんてないことは分かっているのに、この先もこの関係性のままで居て欲しいと願ってしまう……
Welcome to UTA☆PRI KINGDOM!!
ありがとう。それ以外の言葉が見つからない。
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