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オンラインサロンが胡散臭く感じてしまう3つの理由

はじめに

オンラインサロンと聞くと、どういった印象を持つだろう。

立場によって各々異なると思うが、一般的な反応では「胡散臭い」「怪しい」といった声を結構耳にする。ただ、内部の人達を見ていると「楽しそう」な印象を受ける。(望んで入っているので当然だが)

私自身はどこのサロンにも入っていない。だが、オンラインサロンに対しては「怪しいけど、ちょっと楽しそう」という両面の印象を持っている。

面白そうなものがネガティブなのはもったいないので、今回は一般的に思われている「胡散臭さ」の理由を整理してみたいと思う。ちなみに私自身はオンラインサロンを否定するつもりはなく、むしろ肯定的な立場である。

まず、胡散臭く感じる理由を3つに整理した。

【胡散臭く感じてしまう理由】
・クローズドであること
・次世代的であること
・お金に注目されてしまうこと

以上の3つを掘り下げて考察していく。

①クローズドであること

オンラインサロンの活動は、入会料を支払いコミュニティに所属する。そこに入ったメンバーだけが、オンラインでメッセージをやり取りしたり、イベントに参加できたりする。基本的に入会していない人間は全く関わることができず、何が起きているのかを知ることはできない。そもそも、それがオンラインサロンの意義なので当然だ。

クローズドで情報が得られない状態により、外部から見ると何をしてるのか分からない為、その不信感から胡散臭さを感じてしまう。また、宗教的だと表現されるのもこれが原因である。

②次世代的であること

イノベーションにはつきものだが、広く普及するまでの壁であるキャズムを超えるまでは大衆に理解されない。キングコングの西野氏が「過去にクラファンをやっただけでめちゃめちゃ炎上した」と言っていたが、今では一般に普及し始めているのであまり叩く人はいない。(勿論やり方や本人の当時の好感度も関係しているとは思う)

オンラインサロンも一般にもっと普及していけばそういった印象は変わっていくだろう。今後どれほど普及していくかは分からないが、過渡期であることは間違いない。

③お金に注目されてしまうこと

オンラインサロンの多くは月額制のシステムだ。そして、サロントップランナー達は、何百人/何千人の会員を抱えている。これを見ると「めっちゃ儲かってるじゃん!」と思ってしまう。メディアも「いくら儲かってるのか」に目がいきがちだ。

ただ、オンラインサロンの入会料は、お金儲けというよりコミュニティ形成の為の機能と言った方が正しい。お金というフィルターを通して、優良なコミュニティを作っている。無料にしてしまうと、熱量の小さい人間が入ってくるのでコミュニティの質が下がる。実際に幻冬舎の箕輪氏は「初月無料で入ってきた人間はほとんど辞めていった」といっている。

オンラインサロンはコミュニティ形成自体に本質がある。その為、入会料をいくら取ってどうマネタイズしていくかを先んじて考えるのはズレている。単に入会料ビジネスをするなら、オンラインサロンでなく、ファンクラブで良い。

おわりに

オンラインサロンはカルト宗教みたいだと揶揄されることもあるが、個人的には未来があるものだと感じている。新たなコミュニティ形成の在り方だ。今は有名人だけのものだが、今後小規模のものも増えていき、一般化されていくだろう。noteサービスでも、サークル機能というコミュニティ機能が実装されるようだ。

また、NewsPicksの番組内では、オンラインサロンを「私塾」と表現する人もいた。こういった形でオンラインサロンは今後、名前や形を変えて新しい形として普及していくだろう。

■参考動画
The UPDATE「オンラインサロンになぜ人は集まるのか?」https://youtu.be/AE47ht8pNNE 

本音のあとがき

(もうちょっことだけ読んでくれるあなた用)

・オンラインサロン収益の使い道
・あなたはどちらを選択する?

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