土曜日の午後に、最高に大好きなカフェのお庭から

少し早めのお昼ご飯を食べた。
12時くらいには、お気に入りのあの席でゆっくりしていたいなと思う。

なぜかと言うと、午後になると私の大好きなカフェのあの席は太陽の光が強く当たるから。

早めの午後だと、周りの木の葉っぱがいい具合に日影をつくってくれるんだ。

そうして、今その席に座って時間を過ごしている。

10月の最初の週の今日、金木犀が満開だ。

ふわっとあまい香りが、秋の涼しい風に乗ってこの席に届いてくる。サンダルも脱いで裸足になって芝生に足をつく。

最高に大好きな場所で過ごす、最高に心地よい時間。

数時間前に海外で暮らしている生徒さんと話したときに、

「先生に質問したいことがある！この後何するの？」と聞かれて、

「大好きなカフェに行こうと思ってるよ」と話した。

　写真を見せると「わーいつか行ってみたい！」と話していた。その子が大人になった時に、「あの時先生が話してた場所だ」と遊びに来れたら楽しいな。

大好きな場所があるって、嬉しいことだな。

大人になって、自分の足で行きたいところへ行くことができるようになって、

自分がどんな場所に行くと心が喜ぶのかだんだんとわかるようになって来る。

これからも、きっと、大好きな場所に出会える未来が待ってるのかな、どんな場所かなと思うと嬉しくなる。

さっき、ふと気がつくと横に、蛇さんがいた。

ここのお家は今年よく蛇が出る。「この場所が、守られてるんだね。」と大家さんと話す、心地いい土曜日の午後。

夏希