満月限定の珈琲店、ピアノの音色に導かれ
読書の秋のお題が発表された時、1週間前に読んだばかりの「満月珈琲店の星詠み」が入っていたのに大層驚いた。
なぜなら、最近で1番面白かった小説だったから。
購入したきっかけは、話題になっていたから手を取ったとかそういうわけでなく、昔自由帳に星をモチーフにしたスイーツとか色々想像して書いてたなぁとか懐かしく思い出しながら、それをさらに美しく具現化したようなイラストに惹かれて購入してみたにすぎなかったんだけど。
私は普段は1度読んだら、特に余韻を引きずることなく次の1冊に手をつけるのだが、この本は違った。
読み終わってすぐに自分のホロスコープを検索&作成し、作者の望月真衣さんのブログを読み漁り、作絵の桜田千尋さんのSNSを速攻フォローしてしまったのだ。
そして、新しい本に移らずに、占星術のにわか知識と、登場人物の結びつきを強く意識してすぐさま読み返しはじめてしまった。
その時の読書のおともを、ピアノソナタのバックグラウンド、シロップとバターをたっぷりかけたホットケーキと高めのストレートの紅茶にしたのは言うまでもない。
お目にかかるのが難しい満月珈琲店はともかくとして外出自粛で普通の珈琲店にも行きづらくなっているからこそ、この本とちょっぴり贅沢なスイーツでおうち時間を楽しんでみたらいかがでしょうか。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?