【ゲームプチ感想_01】クインティ
友達から借りてプレイしたらドはまりして遊び倒したのに、長らく自分では購入しなかったゲームでした。再購入したのは中学生の頃、中古ショップで見つけた時だったような。
サクサク動かせる自プレイヤーが小気味よく、ファンシーなデザインが好みだったのもあり長らく遊ぶことができました。
選択できるステージも初心者向け、少し慣れた人向け、序盤が安定しだした中級者向けとバランス良く配置されており、じっくり上達できるように設計されていました。
気持ちよく遊べるアクションでキャラクターが可愛い作品って、FC時代はそんなになかったのですよね。大体は男の子が好きそうなメカや野郎ばかりで、逆にキャラが可愛いと難易度が物足りなかったりして。
クインティや星のカービィ、(移植ですが)バブルボブル等はそんな需要を満たしてくれたゲームでした。
BGMもずっと耳に残る楽曲ばかり。作品モチーフのメロディを多用したり、曲の後半にメロディアスな部分パートを用意したりと印象付ける工夫が沢。やりこんだこともあり、未だに各ステージのフレーズを何も聞かずに浮かべられるほど印象づいています。
上級者向けのステージが用意されているのも嬉しい点。裏面にあたるエクストラはかなり本気で殺しに来ていて、パターンを組まないとクリアできないのですよね。安定してクリアするにはパネルの位置を覚え、詰み将棋的に攻略する必要があり、綺麗にはまった時の爽快感が心地よい作品でもありました。
間口は誰でも遊べるように広く、2人プレイも独自の遊び方ができるように仕込み、やりこみ勢にはアーケードばりの難しさと達成感を用意した本作は、FCでリリースされたアクションゲームとして間違いなく名作です。
設立前のゲームフリークは本作の売り上げで会社を設立したとのことですが、これだけ面白くてキャラが可愛ければそりゃ売れますよね。ファミコンソフトとしてはあまりにも異色な開発エピソードも含め、長く語られて欲しいFCソフトの1作です。