ドラクエ11Sの不満点:シリーズファンとしての辛口レビュー

Steam版のドラクエ11Sを今さらながらプレイ中です。発売から4年以上が経ち、友人からの熱いおすすめもあり、ようやく手を付けてみました。「もっと早く遊べばよかった!」という部分もあれば、「うーん」と首をかしげる点もちらほら。今回はそんな不満点を中心に語りつつ、改善案を交えながらシリーズ愛をぶつけてみたいと思います!ここではその不満点を中心に語りつつ、改善案を交えながらシリーズ愛をぶつけてみたいと思います!


1. ドラクエ8から進化していない表現とゲーム性

正直、ドラクエ11Sをプレイして「ドラクエらしさ」という言葉が都合よく免罪符にされているように感じました。確かに安心感のあるデザインやゲーム性は大切ですが、同じ要素を繰り返しているだけでは限界があります。例えば、コマンド式バトルや一本道のストーリー構成、キャラの反応が淡白な演出などが挙げられます。特にシリーズの象徴的な点がマンネリ化しているのは残念。もっと「新しい挑戦」を見たかったです。


2. フィールドでの服装が変わらない問題

フィールドの環境が変わっても服装が一切変わらないのは少し不自然ですよね。例えば、氷の大地を薄着で走り回る主人公たちには違和感しかありません。 厚着、薄着、通常の服装を用意して、環境に応じて着替える仕組みがあれば没入感が一気に上がるはず!さらに、NPCが「寒そうだから着替えた方がいいよ」とアドバイスしてくれるなんて演出があれば最高でした。


3. 仲間と冒険している感の薄さ

ドラクエ11Sでは、仲間とのコミュニケーションが「メニューから仲間タブを開く」形式なのが残念。これでは一緒に冒険している感覚が希薄です。 他のゲーム、例えばペルソナではダンジョン探索中に仲間が状況に応じてコメントしたり、龍が如くでは街中の移動中に自然な会話イベントが発生する仕組みがあります。ドラクエ11Sでもこうした要素があれば、もっと仲間たちを身近に感じられるはずです。イベントの合間に小話を挟むだけで、キャラクターの掘り下げが格段に深まります。


4. キャンプにもっと意味を持たせるべきでは?

現在のキャンプでは休憩や鍛冶が中心で、機能的には十分かもしれませんが、これだけでは「拠点」としての魅力に欠けます。たとえば、以下のような要素を追加すれば、もっと楽しいキャンプになるのでは?

  • 素材を使った料理作成(ステータス強化などの効果付き)

  • キャンプでしか聞けない仲間同士の会話イベント

  • パーティキャラの背景や個性が深掘りされる演出


5. フィールド移動の孤独感

フィールド移動時、仲間は歩いている際には主人公の後ろに表示されますが、ほとんどのプレイヤーが移動にダッシュを使用するため、パーティキャラは画面外に追いやられがちです。さらに、意図的にカメラを調整しないと仲間が見えず、孤独な一人旅のように感じられます。特に広大なフィールドを馬やダッシュで駆け回る時、この点が顕著です。

改善案としては:

  • パーティメンバーはダッシュなどの際も画面上に表示されるようにする。

  • 馬は二人乗り

  • 立ち止まるとキャラ同士が絡んでくれるイベント(「寒くない?」とか「次はどこ行くの?」みたいな軽いやり取り)

  • 一部のアクションを仲間キャラに割り振る(鍵を開ける、仕掛けを動かすなど)

これらが実装されれば、仲間との冒険感が一気に増すと思います。


6. とうぞくのはなの仕様ミス?

「とうぞくのはな」を使うと、ゲームの進行上、到達不可能の宝箱まで反応するのはどうなんでしょうか?たとえば、鍵が必要な未到達のエリアにある宝箱にも反応してしまうため、探索が無駄足になることが多々あります。取得可能のものだけ反応するようにしてくれたら、探索の手間も減るし使い勝手が良くなります。正直、ここはテストプレイが甘かったのでは?と思わざるを得ません。


終わりに

ドラクエ11Sは決して「悪いゲーム」ではありません。ただ、現代の他RPGと比べたときに「これが欲しかった!」という点が欠けているのは否めませんでした。シリーズファンとして、次回作ではもっと冒険の「共感性」や「臨場感」に力を入れてほしいと願っています。皆さんの意見もぜひ聞かせてください!

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