【日記】散歩をしようよ
散歩というのは
「よし、歩こう」と思うと、
その足で家から出てそのままの勢いで出来そうなものなのだが、
あろうことか私の場合は
「よし、歩こう」と思うと、数ヶ月が経っているのだった。
朝ぱっちり目を覚まし、カーテンを颯爽と開け、日光を全身に浴びて水をぐいっと一杯飲むと家から快活に飛び出す自分の姿。家に帰ったら優雅な朝食をおいしく食べて…めくるめく妄想が脳裏を駆け巡り、ふと目を開けて少しの期待と大きな不安を抱えながらチラと時計を見るとやはり、
ギャア!と叫びたくなる時間を針は