左利きというマイノリティー
今週はやたらと『左利き』というトピックに触れることが多かった。腕時計を右手につけていたり、グループワークでメモをとっているときに、「左利きなんだね」と話しかけられたりもした。調べてみたところ、左利きの人は全体の約10%程しか存在しないらしい。私の好きなアーティストであるAdoさんの『ギラギラ』という曲にこんなフレーズがある。
「正直言って私の顔は、
そう神様が左手で描いたみたい」
歌詞に書かれる程、この世の中は、『左利きは右利きより圧倒的に少ない』ということが社会通念となっている。自分が全人類の10%のうちの1人であることで優越感に浸りたいところだが、当然左利きであるが故に日々の生活に支障をきたすこともある。今回はそんな左利きあるあるを、だらだらと綴っていきたい。
1.右利き専用器具が使えない
これは意外と深刻な問題である。例えば汁物を容器に入れるときにレードルを用いるわけだが、レードルの先が尖っている種類のものだと、どうしても右手に持ち替えて使わざるをえない(または、丸い方で汁を入れるしかない)。またハサミも同様である。ところで、どうして切るという動作だけなのに左手では切れないのだろうか。力の入れ方が違うのだろうか。
2.ボールペンが書きづらい
文字を書くときには、左から右へ線を引くことが多いため、左利きはペン先端のボールをどうしても押して転がすことになりがちなんだという。そこでインクがスムーズに出ることができず、詰まってしまったり、かすれたりしてしまうのである。
3.ノートを取るときに、右利きの人と肘が当たる
これが地味に辛い。特に狭いテーブルの教室だと、右利き同士に挟まれる確率が高いので、肩身が狭くなって、ノートを取ることを躊躇ってしまいさえする。最近はこういったことを防ぐために、「俺、サウスポーなんで( ー`дー´)キリッ」が常套句になっている。
4.その他
・改札に交通系ICカードをかざしにくい
・蛍光ペンでアンダーラインを引くのが難しい
・楽器全般が不利
・「左効き9年短命説」という説で不安になる
このように、左利きには様々な不便な点があるが、左利きである自分のことは嫌いではなく、むしろひとつのアイデンティティーとして誇りにさえ思っている。幸い、左利きの人は創造性に優れている人が多いらしいので、左利きであることのメリットを最大限活かせるようにしたい。