天笠は今日も毒を吐く

とある大学の哲学科

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最近の記事

みやこトリップ 其の弐

4:10  知らない天井、正しい偽りからの起床。(というのも、周囲の環境音が気になりすぎて、神経質の私は一睡もできなかった)  起床後すぐに、別の階にあるランドリールームへ移動し、洗濯と乾燥を済ませる。乾燥機の乾きはいまいち。 5:00  ここの快活クラブはモーニングがあったので、食パン一枚をいただいた。比較的健康的で文化的もへったくれもない最低限度の朝食である。 6:30  立つ鳥跡を濁さずの精神でゴミひとつ残さず退店。履きなれていないスニーカーで名古屋駅を目指す

    • みやこトリップ 其の壱

      自宅〜最寄り駅 4:30  寝ている親を起こさぬよう、息を殺して起床。そそくさと旅の最終準備を進める。 5:30  家を出発。数人しか乗っていないバスに乗り、最寄り駅を目指す。 最寄り駅〜東京駅 6:00  最寄り駅から東京駅へ。自分の前を歩いていたロン毛のおっさんが手慣れた様子で18きっぷを窓口の駅員に見せていたため、自分のそのおっさんの見様見真似できっぷを駅員に見せ、ハンコを押してもらう。 6:43  東京駅到着。旅の始まりである。 6:55  「アロマ珈琲」にて

      • 計画

         はじめに  殺人的な暑さが続いている今日この頃。ついに昨日をもって、大学前期の講義が無事終了した。心残りがあるとすれば、学期末テストの結果があまり芳しいものではなかったことだ。というのも、「暗記する必要はない」という先生の言葉を鵜吞みにし、全く授業の復習をしていなかったことと、教科書持ち込み可ということを知らずに知識ゼロの状態で挑んでしまったことが今回の敗因である。今更後悔しても仕方がない。幸い、単位取得条件は十分に満たされているため、落単に落胆する必要はなさそうだ。  

        • 今しかできないこと

           先日、大学の講義で卒業生から話を聞く機会があった。話の中で印象に残っているのは、「大学生のうちにいろいろなことを経験しておいたほうが良い」という言葉だった。思えば私がブログを始めたきっかけも、大学生のうちに何か大きなことをやりたいというささやかな願望からだった。とはいうものの、実際の大学生活は、今のところただ講義を受け、教授の言う事を機械的にルーズリーフに殴り書きし、空きコマは図書館に籠もって不足分の睡眠を確保するのみ。充実とは程遠い大学生活である。  だが、1ヶ月前に始

          左利きというマイノリティー

           今週はやたらと『左利き』というトピックに触れることが多かった。腕時計を右手につけていたり、グループワークでメモをとっているときに、「左利きなんだね」と話しかけられたりもした。調べてみたところ、左利きの人は全体の約10%程しか存在しないらしい。私の好きなアーティストであるAdoさんの『ギラギラ』という曲にこんなフレーズがある。 「正直言って私の顔は、そう神様が左手で描いたみたい」歌詞に書かれる程、この世の中は、『左利きは右利きより圧倒的に少ない』ということが社会通念となって

          左利きというマイノリティー

          天笠凪の一番長い日

           今日は某飲食店のバイト初日だった。事前にYouTube等で「バイト初日あるある」と題された動画を見て予習をし、六分の恐怖と四分の好奇心を抱きながらいざ入店。STAFF ONLYの扉を潜り、慣れない作業服に袖を通す。ようやく厨房へと赴くと、唱和が始まった。何故かいつもより口が回らない。緊張のせいだろう。唱和が終わったら入念な手洗いを済まし、いよいよキッチンとしての仕事が。ここまでの自分は好奇心で満ち溢れていた。だが、そこに待ち受けていたのは至難の嵐だった…  怒涛のマルチタス

          天笠凪の一番長い日

          始まりはいつも突然

          大学生になって約2ヶ月が経ち、新しい環境にも慣れてきた頃だが、何かが足りない気がする。大学生という人生最後のモラトリアム期間にいるからには、何か大きな事がしたい。かといって起業しようにもそんな知識は1ミリもないからできるわけない。かといって何もしないで刻々と過ぎていく時間を無駄にはできない。検索エンジンで「大学生のうちにやっておくべきこと」などと検索して、自分が何をすれば良いのかを調べてみると、旅行、恋愛、アルバイトなどと、ごくごくありふれた返答が来るなか、「情報発信」という

          始まりはいつも突然