おっさん昔語り -音楽編-(4-2) 高校1年〜3年
この記事は前回「音楽編(4-1)」の続き。
僕が高校時代によく聴いてた
ミュージシャン、ユニットで
前回紹介しきれなかった分に
関して紹介していこうと思います。
The Chemical Brothers
俺は高校当時、割と「邦楽テクノ」の
メジャーどころをよく聴いていたん
だけど、それは海外のアーティストより
日本人の作ったものの方が理解しやすい
だろうという安直な思い込みによる
ものだった。
とはいえ、海外のユニットなども
全く聴いていなかった訳では
ありません。ちょうど俺が高校の頃
(95,96年頃)には新しいジャンル
として「ビッグビート」が流行り
出してて、Prodigyなどの過激な曲が
よく流れたりしていました。
その中で特に俺の琴線に触れたのが
ケミ兄弟ね。当時はアルバム
「Dig your own Hole」が流行ってて、
単純にカッコ良かった。エレクトリック
なのにビートが強くて、しかもサイケ
デリックが入ってたのが他の同時期の
バンドやユニットとの相違点だった。
あと、いつか「昔語り -ラジオ編-」で
触れるかもしれないけど、「伊集院光
深夜の馬鹿力」(以降馬鹿力)の
オープニングでケミの「In Dust We
Trust」が使われてて、その印象が強い。
Underworld
当時多少テクノ系、ダンス系の曲に
興味のある人だったら必ず一度は
耳にしていたであろう曲が
「Born Slippy Nuxx」。俺は映画
「トレインスポッティング」は
見てないんだけど、挿入歌で使われた
表題曲のMAXIシングルを買ってから
ファンになった感じですね。カール・
ハイドのボーカルも良かったし、
音が全体的にソリッドで没入感の高い
曲が多かった気がする。
俺がお気に入りの曲は「Moaner」と
「Two Months Off」。この2曲は妙な
疾走感があるように感じてて、
ジムとか行ってトレッドミルで走る時に
聞くのがいいんだ。明らかにスピード
上げ過ぎちゃうからね。俺的には
テクノ系の曲に開放感とかまず求めて
なくて、それこそクラブみたいな
環境に映える密室感、閉塞感が高い
音の方が没入出来る気がするんだ。
それがいいんですよね。
SOFT BALLET
俺はビジュアル系と呼ばれる人たちの曲は
あんま聴かないんですけど、ソフトバって
ビジュアル系に入るの? そこら辺よく
分かんないんだよね。エレクトリック
ボディミュージックという他ではあんま
聞かないコンセプトで、野太いデジタル
シンセ音の洪水に低音ボーカルが重なる
退廃耽美の世界観にグッと掴まれた訳です。
俺ほんっと暗い音像が好きでさ。
当時はデジロックという呼ばれ方
してたのかな。電子音とロックビート、
ギターの融合ってのは本格的に
なったのは90年代後半だったと思う。
で、世間的にはソフトバの曲は
デペッシュモードのパクリだ的な
言われ方をされてるけど、どっちを
先に聞いたかで印象って変わっちゃうん
だよね。俺はソフトバの方が先だったから、
両方好きだけど思い入れが強いのは
断然ソフトバの方。
雑誌「ピコエンタテインメント」で紹介
されてたアルバムは「Million Mirrors」と
「Incubate」だったので、まずその2枚を
買った後にAlfaの旧作を後追いした流れ。
そしていよいよリアルタイムで新作が出ると
思ったら解散発表。でも、そのぐらいが
個人的にはいいタイミングだったのかも。
ソフトバのライブは行った事なくて、
遠藤さんは生で見た事無いんだけど、
minus(-)のライブは1回だけ見に行った
事がある。恵比寿のLiquid Roomで
やったやつで、ゲストに平沢師匠が
来たのがサプライズ(平沢師匠を
生で見たのもこの時が初めて)。
でも、今調べたらこのライブが森岡さんの
生前最後のライブステージだったのね。
森岡さんが亡くなられた事は非常に
残念だけど、俺はラストのタイミングで
ご存命当時の森岡さんを生で見られたん
だから、ラッキーだったなと思う。
岡村靖幸
高校時代の俺はテクノ、デジポップ系の
曲中心に聴いてたけど、J-POPも
聴いてたというのは前回の記事でも
書いた通り。で、その中でもどハマり
して聴いてたのが、岡村ちゃん。曲との
出会いがいつかは明確じゃ無いんだけど、
アルバムを意識して買おうとなった
きっかけは明確にあった。それは、
たまたま聴いてた(普段聴いてなかった)
リンドバーグの渡瀬マキのラジオで
「カルアミルク」かかったのね。
それ聴いて何だコレ?ってなって、
翌日にはレンタル屋に行って借りて、
気に入ってCD買ってっていう流れ。
ライブは行った事無い。
おそらく岡村ちゃんのメインの
ファン層って(未だに)初期の
「yellow」から「家庭教師」までの
時期にファンになった人だと思う
のよね。でも、俺がリアルタイムで
聴き始めた時がちょうど
「禁じられた生きがい」が出る頃で、
俺のイメージでは初期と変態度合いの
ベクトルが変わってる感じ。そこから
入っているから、初期の曲も好きで、
それ以降の曲も好きなんですよ。
実際は「家庭教師」以降の曲に
興味の無いファンも結構いるそうですが。
あと、前回の記事で電グル好きだって
書いたけど、岡村ちゃんと卓球が
ユニット組んだ時があって、あの
ユニットの曲も好き。壁の向こう側に
イっちゃったような、ドラッギィな
サウンドがいいんですよ。
(まあ実際イってたんでしょうね)。
真心ブラザーズ
「どか〜ん」がニュースステーションで
かかってたのもありTheが付いてた時も
存在は知ってて、初めて買ったシングルは
「真夏といえども」っていうローソンの
CMソングのやつ。でも本格的に聴き
始めたのはTheが取れてから。
「サマーヌード」が当時ラジオで結構
ブームになって、メジャーじゃないけど
いい曲はいいってなって、レンタルじゃ
足りないから買おうかってなってたね。
J-ロックだけど、根っこはフォークよね。
個人的なイメージだけど、俺が高校の頃
(95~97年)って真心がノリに乗ってた
時期だと思う、作品的に。2枚目のベストが
出たのが俺の浪人当時。リピートで聴く
頻度が上がったのはむしろ大学入ってから
かもしれない。
とにかくアルバム「I will Survive」が
最高傑作。YO-KINGと桜井さんのバランスも
いいんだよね。ただ、2001年に一度活動停止
しちゃって、そこから先あんま追ってません。
ソロも何枚かは買って聴いたけど。だから
俺が聴いてる曲は95年から01年にかけての
曲が中心かな。
好きな曲は「サマーヌード」の他に
「ループスライダー」、「橋の上で」など。
続きの記事「-音楽編-(5)」
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