ラランドの短編映画見た
もう数日前のことになってしまうん
ですが、Youtubeでオススメに
上がってきてた、ラランドの作った
短編映画を見て、割と開けたく
なかった心の中の扉を思いっきり
ノックされたような気分に陥った
ので、感想プラス自分語りの延長戦
など書きたいなと思います。若干
ネタバレ入るかも。
3月31日、末日に上がったのかな。
大学受験、特に浪人をテーマにした
内容の短編。まず思ったのがこの
ラランドの二人は達者。ニシダは
普段は何も出来ないなどと弄られて
いるけど、脚本が書けると分かって
もう使わない手はないと。そして
社長のサーヤは演技もやるし歌も
歌えるしで、映像作品を作る上で
コアとなる部分は二人だけで十分
作れちゃうんだよね。これこそ今の
時代に生き残れるクリエイターって
感じがするね。
どうやらニシダの実体験を元にした
内容のようですが、頑張りました
はいオッケーみたいなお手軽には
落とさないところも良きです。
そして何より、大学受験で浪人した
経験のある人は思うところある
内容だったし、今の若い世代と
俺みたいなおっさんでは感じる
事が違うだろうなというのも思った。
俺ぐらいの世代(よりはちょっと
上かな)なら、浪人生に生活費を
払う親目線になる人の方が多いかも
しれない。それぞれの立場で内容の
捉え方も当然違うだろうね。
まず思うのは、今この時代に受験生
だったり浪人してる人はすごいよ。
今って、ネットがあるじゃん。
SNSや動画とか。あの誘惑にどう
やって耐えられるんだとマジで思う。
俺が生まれるの25年遅くて、今
浪人してたとしたら大学受かる気が
しないもん。全く勉強しなくなって
いただろうなって思う。
以前昔語り漫画編で書いたかな、
俺は1浪して大学に入ったんだけど
浪人時代は予備校に行くと言って
おきながら、乗り換え駅近くに
あった漫画にカバーが掛かってない
本屋に行ってずっと漫画読んでた
からね。あの当時でさえそう、
というか現実逃避傾向は当時から
変わってないというか。それで
よく大学受かったもんだと思う。
あと思ったのが、浪人を経てなお
高校時代の(現役で受かった)
連れ、知り合いと繋がっていられる
人ってメンタル強いなってこと。
俺はそういう事が出来なかった。
今だと中高生でもSNSやってて、
切ろうにも切れないという事情も
あるのかもしれないけど。俺が
高校の頃は、携帯持ってる高校生
自体が珍しかった頃だし、SNS
なんてものは存在しなかったから。
連絡を取らなくなる、繋がりを
切るってのは割と容易に出来たん
ですよね。
今となっては1年2年の差なんて
大した事はないけど、20前後で
1年先に次のステージに行ってる
連中なんか、悔しくて絡める訳
なかった。だから浪人決定して
予備校入った瞬間から現役で
受かった高校の友人全部との
関係が切れた。完全に無くなった。
そして、大学受かって京都に
行った時点で浪人時代の友人達
とも関係が切れた。フルリセット。
ここは俺にとって割と人生の
ターニングポイントの一つだった
かもしれない。場所が離れると
関係を繋いでおけない。この
性分が結果的に俺の孤立を進めて
しまったんだろうな。それを
最初に自覚した、すげえ寂しい
時期だった事を思い出して、
静かに唸るしかなかったわ。
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