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「国民的アニメ」に対して覚える強烈な違和感
これって何年前ぐらいから
言われてることなんだろう。よく
「国民的アニメ」って言い方
するでしょ、いくつかの長寿
アニメに対して。俺はそれに
すごく違和感を覚えてしまうん
ですよね。理由は分かんないけど。
テレビ局という単なる営利企業が
制作してるアニメ番組が、何か
国民の文化の土台となる幼少期の
人格形成に大きな影響を与えるって
結構危険な気がするんですけどね。
その上、大人が思ってるより
クセの強い主張が結構感じられる
アニメが、意外とご長寿になって
いたりするんだよな。
おそらく、子守りが楽になるから
という理由で主婦層や(共働きの)
親世代に受けているから、テレビ局
側としても終わらせる理由がなく
続けてるってのが一番の大きな
理由なんだと俺は思う。子供と
触れ合う機会が皆無なので俺には
全く実感がないけど。
あと、感覚的なことで言うと、
今このご時世に国民的アニメと
呼ばれてる番組で俺がガキの
頃からやってたものが
「サザエさん」と「ドラえもん」
しか無いってのも、(個人的な)
違和感の正体なのかもしれない。
今のメインの子育て世代って
はっきり言って俺よりずっと
若い世代だから、自分たちが
その国民的アニメを赤ん坊の
頃からずっと見て育ってるん
だよね。だから当然自分たちの
子供にもそれを見せる。
そう、サザエさんやドラえもんは
俺がガキの頃からやってたけど、
他のアニメ、例えば「ちびまる子
ちゃん」とか「クレヨンしんちゃん」
なんて始まったの俺が中学入って
以降だと思うから、全然馴染みが
ないんですよ。幼児洗脳アニメで
お馴染みの「アンパンマン」も
俺が高校ぐらいじゃないかな、
アニメ始まったの。それで育って
ないから、小児用長寿アニメと
言われてもピンと来ないんだ。
それとこれは別の問題なんだけど、
そういう長寿アニメって元々の
設定をどこまで保持し続けるかが
難しいと思うのよ。というのも、
単純に今の時代にあまりに
そぐわない時代設定になってて、
それを未だに家族揃って見てる
ことに対する違和感が強いんだ。
ちびまる子ちゃんなんて元から
作者の幼少期のお話という前提
だから、視聴者も昔として
受け入れてるけど、サザエさんや
ドラえもんなんて、世界観は
昭和のままなのにテクノロジーは
現代に寄せてる変なズレがあるし、
今とあまりに違い過ぎて、
子供達は混乱するだけなんじゃ
ないかと思うんだよな。
みんなずっと長く続いてるものに
対して安心感を抱くってのは
分かるんだけど、元々の声優さんが
亡くなってまで続くという状況にも
違和感があるんだよな。俺の感覚が
ズレまくってるだけの可能性が
高そうな気もするけど。そんなに
までして続ける必要ある?って
感じちゃうのよな。