![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158568516/rectangle_large_type_2_6ae1a804ab22fb050e2adc22f6b23b1e.png?width=1200)
これまでの俺の映画との向き合い方【 記事感想文 】vol.01
以前書くと予告しておりました、【 記事感想文 】の1回目。自分がスキを付けた記事に対し、その記事への感想だけでなく、その記事から想起される自分のエピソードなど含めて文章を書いてみたいと思います。
第1回目の今回取り上げるのは、文治さんのエッセイ。
ま、そもそもこの記事では本文に入る前に、「自分の趣味は〇〇です」となかなか言いづらい今の環境について言及されている。今やっぱ色んな人が自己主張をしてますから、その趣味一筋みたいな人は、他人が気軽にその趣味について語ることを許せないのか、色々難癖付けてくる人がいて、おいそれと主張しづらいという事も指摘されております。
何だろ、人それぞれ拘りを持って趣味に没頭するのはいいさ。だけど他人のスタンスに難癖付けるのは違くねえか?って俺は思うし、知らねえよおめえの拘りなんて、ってなってしまうんだ。
人それぞれその分野に関わる角度(入り口、出口)も違うし、入れ込み方も違う。そんな当然の事も分からんで、全員に自分と同じ熱量やスタンスを強要するような社会性の欠如した連中が増え過ぎてる。そんな連中に気を遣わなきゃいけないのは洒落臭いですよ。
俺は自分のことを棚に上げる連中が大嫌い。お前他人のスタンスちゃんと尊重したことあるか?自分だけ特別扱いされなきゃ気が済まないとか、虫が良過ぎねえか?そういうの本当に不愉快。そんな主張聞く必要ないと思うし、その人の距離感で趣味に向き合えばいいと思う。
その上で、文治さんが紹介されてる映画鑑賞について、俺も割と文治さんがお話しされてるようなスタンスに近い向き合い方をしてるので、ちょっとその辺に関して書いてみたいと思います。
文治さんは渋谷のユーロスペースにたまに行かれてるようですが、俺も何度か行ったことがあります。東急Bunkamuraだっけ、あそこから昇ってって、円山町の方に出てく途中にありますよね。20代や30代前半の頃によく遊びに行ってた記憶があります。Club Asia とか、WOMBとか近いし。
俺も映画の趣味的にはメガヒットとか全国上映のものより、単館系の作品の方が好きなんですよ。みんな見てるものとか、自分がわざわざカネ払って見る必要あります?(← 厨二病的発想)。
俺は30代ぐらいから洋邦のヒット作をほぼ見なくなって、制作費の少ないであろう密室映画みたいなのばっかり見るようになって、近年ではほぼドキュメンタリー、ノンフィクション映画しか見なくなってしまった。
それは以前の記事にも書いた通り、作り物の(誰かが創造した)物語に影響を受け過ぎてしまう体質が原因だったりする。俺の心の耐久力が低過ぎるんだよな。フィクションはガチで監督の力が強いと「当てられてしまう」し、しばらく立ち直れなくなるんだ。
一方で、それこそ監督が命を賭けて世に問うた作品と向き合いたい気持ちもある。そこで俺の心の体力で向き合えるのは、多分単館とか数箇所でしか上映されない規模の映画じゃないかなと個人的に思ってるんです。
また色んなエンタメが一期一会だとも思ってるんで、たまたま行った映画館で見かけた映画を見て心動かしたいんです。みんなが知ってるような映画とかだと「じゃあ俺が見なくてもいいじゃん」ってなっちゃう。天の邪鬼が腐敗臭出してるレベルになるとそういう思考に陥っちゃうんですよ、ええ。
確かに渋谷は2000年代入ってから単館系の映画やってるとこ多かった(多分日本一の)場所だし、ネット配信全盛の今でもかろうじて生き残ってるところがまだまだある場所だ。文治さんの紹介されてるユーロスペース以外でいうと、今は(色々あって)無くなったけど、Bunkamuraの近くにアップリンク渋谷っていうセレクト系の映画館があった。
渋谷以外だとアップリンクは今だと吉祥寺に残ってるし、俺が今でもたまに行く単館系の映画館だと「ポレポレ東中野」とかかな。だいぶクセ強めだけど。
他には新宿のK's cinemaやら、池袋のシネマロサとか。自主制作映画のコンペとかもやってるんじゃないかな、未だに。そういう火って絶やしちゃいけないと思うし、残ってほしい。今は誰でも動画なんて撮って出し出来るけど、映画ってやっぱ「覚悟が違う」からさ。出せる環境は残ってほしい。
俺も最近は観に行けてないけど、単館系の映画鑑賞は趣味としてマジでオススメ。皆さんにも是非一回でもトライしてみてほしいですね。